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2019年6月末の兵器展示会『アルミヤ-2019』でロシア海軍の為の新世代艦(空母、揚陸艦、駆逐艦)の概要が示される

『タス通信』より
2019年5月29日18時6分配信
【ロシア連邦海軍の為の将来航空母艦及び揚陸艦プロジェクトが『アルミヤ-2019』で示される】
サンクトペテルブルク、5月29日/タス通信

クルイロフ国立科学センターは、フォーラム『アルミヤ-2019』において、排水量7万トンの通常動力航空母艦、揚陸艦及び駆逐艦「リデル」の展示を計画している。
同センターの副総取締役ワレリー・ポリャコフ『タス通信』へ話した。

「『アルミヤ-2019』において、3つのモデルを公開します~最も効果的な発艦方式で(航空機射出の)パワーが増加した7万トンの通常動力航空母艦、排水量が25000~27000トンの揚陸艦、駆逐艦リデル」
ポリャコフ
は話した。

彼は更に、プロジェクト「リデル」駆逐艦は、近代化の後、巡洋艦作成の為に適応できる事を確認した。

フォーラム『アルミヤ-2019』は、6月25日から30日までモスクワ州『愛国者』大会-展示センターで開催され、ロシアの他の地域でも展示活動が行なわれる。
事前の見積もりによると、ロシア連邦領内の1500以上の企業および機関の参加が見込まれており、2700以上の製品及び機器のモデルが展示される。



【『クルイロフ国立科学センター』公式サイト】


『クルイロフ国立科学センター』は、ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する機関であり、艦船設計局とは違います。

『クルイロフ国立科学センター』には実験用の風洞や大型水槽などが有り、ここで模型を使って様々な艦船の形状の実験を行ない、今後建造されるロシア海軍の新型艦の大まかな外形を決定して艦船設計局へ提示し、設計局は、これを基にして実際に建造される艦の設計を行ないます。
いわば、『中央航空流体力学研究所』(ツアギ)の海上版とでもいうべき機関です。

『クルイロフ国立科学センター』は実験結果を基にして次世代艦の大まかな形状を決め、概念設計案として仕上げます。
この概念設計案をベースにして艦船設計局が艦を設計します。
最近では、ロシア海軍次世代水上艦航空母艦駆逐艦汎用ヘリコプター揚陸艦概念設計案3タイプをを作成しています。

多目的重空母「シトルム」
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駆逐艦「シクヴァル」
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汎用揚陸艦「ラヴィーナ」
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2019年6月25日から30日までモスクワ州『愛国者』公園で開催される兵器展示会『アルミヤ-2019』において、これらの新世代艦の最新モデルが提示されるとの事です。
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