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ロシア海軍の新世代原子力航空母艦の開発と建造には15年掛かる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年6月6日10時16分配信
【ロシアは原子力航空母艦の作成を15年で用意する】
サンクトペテルブルク、6月6日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍側から発注された場合、ロシア原子力航空母艦は、15年で作成できる。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ語った。
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「準備はできております。
言うまでもなく、より一層の準備を行ないます。
世界のトレンドでは、航空母艦の開発、建造には15年の歳月が積み重ねられています。
アメリカ、フランスも、この期間の中です。
私が思いますに、我々もこの通りであり、これより悪くは無いでしょう」

彼は『サンクトペテルブルク国際経済フォーラム』において話した。

彼によると、このような航空母艦の建造は、『バルト工場』、『北方造船所』或いは『セヴマシュ』が可能である。
「協業は『バルト工場』から始まり、『北方造船所』へ至ります。
或いは、インドの御客様の為に、非常に高品質の仕事をした『セヴマシュ』か」

彼は話した。

『サンクトペテルブルク国際経済フォーラム』は2019年6月6日から8日に開催される。
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国際情報機関『ロシア・トゥデイ』は、『サンクトペテルブルク国際経済フォーラム』の情報発表パートナーである。



[ロシア新世代航空母艦]
ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。
[ロシア連邦政府は海軍の為の新世代航空母艦の建造を計画している]

将来航空母艦の動力に関しては、通常動力(ガスタービンなど)と原子力推進の2つのヴァージョンが検討されていましたが、ロシア海軍原子力推進を望んでいます。
[ロシア海軍将来正規空母は原子力推進となる]
[ロシア海軍将来正規空母と将来駆逐艦リデル級は同型の原子力機関を搭載する]

将来航空母艦アイランドは非金属複合材料製になります。
[ロシア海軍将来正規空母のアイランドは複合材料で造られる]

将来航空母艦の建造は、早くても2020年代後半になるようです。
[ロシア海軍の為の新世代空母の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開始される]

既に将来航空母艦の為の搭載機として、新たなVSTOL艦上戦闘機の開発が始まっています。
[ヤコブレフ新世代VSTOL艦上戦闘機]

この他、将来航空母艦の搭載機として、艦上早期警戒機艦上無人機も新たに開発されます。
[ロシア海軍航空隊司令官は語る]

ロシア海軍の要望でもある7万トン級の原子力空母の開発作業は2023年から始まります。
[ロシア海軍の為の7万トン級原子力空母の開発作業は2023年に始まる]

ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する『クルイロフ国立研究センター』は、2019年6月末に開催される兵器展示会『アルミヤ-2019』において、「排水量7万トンの通常動力航空母艦」の概念設計案を提示します。
[2019年6月末の兵器展示会『アルミヤ-2019』でロシア海軍の為の新世代艦(空母、揚陸艦、駆逐艦)の概要が示される]

ロシア造船業界も、以前から重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(約6万トン)よりも大きな航空母艦を建造できると表明しています。
[ロシア造船業界はアドミラル・クズネツォフよりも大型の新世代航空母艦を建造できる]


将来航空母艦を建造する造船所ですが、今回、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、サンクトペテルブルク市『バルト工場』『北方造船所』、或いはセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』の協同建造になると述べています。

『バルト工場』
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『北方造船所』
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『セヴマシュ』
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