近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは洋上試験を開始した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年6月7日6時2分配信
【太平洋艦隊の小型ロケット艦「スメルチ」は修理及び近代化の後の航行試験へ出発した】
カムチャツカをベースとする株式会社『北東修理センター』は、太平洋艦隊の小型ロケット艦「スメルチ」の修理及び近代化作業を完了する。
スケジュールに沿って、本日、更新された艦は工場港から工場航行試験へ出発した。
艦の近代化作業は2017年に始まった。
この期間に艦はミサイル複合体「マラヒート」から対艦有翼ミサイル複合体「ウラン」へ再武装した。
今、小型ロケット艦は16基のミサイルを搭載する。
艦は修復され、各システム及び機構は、より新しいものと交換された。
今年末までに小型ロケット艦「スメルチ」は、ロシア北東軍集団の常時即応部隊への復帰が計画されている。
プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1984年12月30日に海軍へ納入され、翌1985年3月4日に就役しました。
当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、現在に至っています。

2017年からペトロパブロフスク・カムチャツキーの『北東修理センター』で近代化改装工事が始まりました。

「スメルチ」は、近代化改装により対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
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そして2019年6月7日、「スメルチ」は洋上試験を開始しました。
「スメルチ」は2019年12月末までに太平洋艦隊へ復帰します。
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