ロシア海軍バルト艦隊の軍艦はバルト海のNATO海軍演習『バルトップス-2019』を監視する
『タス通信』より
2019年6月8日7時3分配信
【情報筋:3隻のロシアのロケット艦はバルト海のNATO海軍演習を監視する】
モスクワ、6月8日/タス通信
バルト艦隊の偵察部隊及び手段、更に艦は、6月9日からバルト海エリアで始まる北大西洋条約機構(NATO)海軍演習『バルトップス-2019』を監視する。
『タス通信』は、軍事外交筋より伝えられた。
「NATO演習を追跡するのは、具体的には、ロケットコルベット"ストイーキー"、"ボイキー"、そして小型ロケット艦リヴェンです。
更には偵察手段が関わります」
対談者は話した。
『タス通信』は、この情報について公式な確認は取れなかった。
演習『バルトップス-2019』は、6月9日から21日の期間に実施される。
それは、18ヶ国から40隻の艦船及び潜水艦、更に約40機の飛行装置が参加する。
演習の最初と最後には、2018年に復活したアメリカ合衆国第2艦隊の艦が参加する。
演習本部は、5月30日にバルト海へ入ったアメリカ合衆国第6艦隊司令艦「マウント・ホイットニー」に置かれる。

1990年代末から2000年代初頭には、ロシアのバルト艦隊の艦が、定期的に実施されているこの演習へ参加していた。

プロジェクト20380コルベットの3番艦「ボイキー」(532)は2005年5月27日に起工され、2011年4月15日に進水し、2013年5月16日に就役し、バルト艦隊へ配備されました。
[コルベット「ボイキー」はロシア海軍へ就役した]

プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(545)は2006年11月10日に起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日に納入され、7月27日に正式に就役しました。
[コルベット「ストイーキー」は2ヶ月遅れでロシア海軍へ引き渡された]

プロジェクト12341小型ロケット艦「リヴェン」(551)は、1983年7月6日に起工され、1986年10月5日に進水し、1988年2月19日に就役しました。
2019年1月下旬、「ボイキー」は、バルト海へ入ったアメリカ海軍のミサイル駆逐艦「グレーヴリー」と「ポーター」を追尾しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット"ソーブラジテルヌイ"と"ボイキー"は、バルト海でアメリカ海軍のミサイル駆逐艦グレーヴリーとポーターを監視する]
そして2019年6月、コルベット「ボイキー」、「ストイーキー」、小型ロケット艦「リヴェン」は、バルト海で実施されるNATO海軍演習『バルトップス-2019』を監視する事になりました。
なお、記事中でも触れられていますが、かつてはロシア海軍も演習『バルトップス』へ参加していました。
1993年の『バルトップス-93』へ参加した警備艦「ブディテリヌイ」


2005年の『バルトップス-2005』へ参加した駆逐艦「ナストーイチヴイ」

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