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ロシア海軍太平洋艦隊航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中給油訓練を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年6月17日8時8分配信
【太平洋艦隊海上航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは極北地域で空中給油を行なった】

太平洋艦隊独立混成航空連隊戦闘機飛行士は、極北地域での空中給油実施へ取り組んだ。

給油される航空機MiG-31BMは、高度約6500メートルを時速500キロメートルでカムチャツカ半島地域の空中空間、更には太平洋上空を通過した。
戦闘機は単独で、そしてペアを組んで任務を遂行した。

戦闘機MiG-31BMは、ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊給油航空機Il-78Mから給油を受けた。

複雑な天候条件下における訓練中、太平洋艦隊海上航空隊迎撃戦闘機は、空中給油機Il-78Mと正常に接触し、給油航空機までの指定速度及び距離を完全に一貫して保った。

航空機MiG-31BMの飛行勤務において、合計で20回以上の給油機への接触を行なった。

空中での燃料補給は、飛行訓練における困難な要素の1つであり、戦闘用航空機の戦術行動半径を増加する為に実施される。



[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]
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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31が配備されています。


現在、ロシア航空宇宙軍MiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。



太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31MiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]

今回は、北極圏で空中給油訓練を行ないました。

今年中には更に数機のMiG-31MiG-31BMへの改修を終えてエリゾヴォへ到着します。
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