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ロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスはバレンツ海で魚雷を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年6月18日16時41分配信
【潜水艦「ウラジカフカス」は仮想敵水上艦支隊を撃滅した】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」は、バレンツ海で仮想敵水上艦支隊を撃滅する演習を実施した。

演習は、水上の敵を演じるコラ小艦隊の艦船連合部隊及び艦隊の補助船隊と協同で実施された。
支隊には、大型揚陸艦「コンドポガ」、小型対潜艦「スネシュノゴルスク」、「ユンガ」、更に海上曳船「セクスタン」が加わっていた。

潜水艦は水上目標の捜索を行ない、座標を特定し、魚雷攻撃を行なった。
魚雷射撃は実弾により実施された。
全ての魚雷は水上目標へ命中し、支隊の艦船の船体下部或いはスクリュー-舵群へ仮想の重大な損害を与えた。

戦闘訓練実施後、演習魚雷は、魚雷回収艇により引き揚げられ、基地へ届けられた。

演習へ参加した全ての艦の乗組員は、恒久駐留地点へ戻り、出航中に与えられた全ての任務を成功裏に遂行した。



プロジェクト877大型潜水艦B-459は、ゴーリキー市(現ニジニ・ノヴゴロド)ジダーノフ記念工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で1988年2月25日に起工され、1990年4月29日に進水し、1990年9月24日に就役しました。
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1991年6月15日から9月11日まで地中海への遠距離航海を行ないました。

1994年5月15日から21日までイギリスポーツマスを訪問しました。

1997年8月2日、「ウラジカフカス」と命名されました。

2008年11月、寿命延長近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ到着しましたが、実際に工事が始まったのは2011年でした。
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2014年9月19日にはドックを出て再進水しました。


2015年4月13日、『ズヴェズドーチカ』岸壁で係留試験が開始されました。
[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスの係留試験が始まった]


2015年9月23日にロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスは2015年9月に復帰する]


2015年9月29日に北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ戻りました。


その後の動向が公表される事は有りませんでしたが、2016年2月2日に「遠距離航海」を終えてポリャールヌイ基地へ帰港しました。

[ロシア海軍北方艦隊のディーゼル潜水艦ウラジカフカスは長期任務を終えて基地へ戻った]

2016年5月末の北方艦隊演習へ参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』には、バルト海沿岸のクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式終了後、他の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を行ないました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]


そして2019年6月18日、バレンツ海北方艦隊の水上艦を相手に魚雷発射訓練を行ないました。
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