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ロシア黒海艦隊アデン湾派遣部隊は11月下旬にスエズ運河を通過する

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11月初頭、ロシア連邦国防省は、太平洋艦隊及び黒海艦隊の艦船をソマリア沖へ派遣すると発表しました。
[ロシア太平洋艦隊及び黒海艦隊の艦船はソマリア沖へ行く]
[ロシア黒海・太平洋艦隊合同任務部隊は12月にソマリア沖で海賊対処任務に就く]

ソマリア沖へ向かう黒海艦隊及び太平洋艦隊艦船の最新動向。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省報道サービス・情報管理部発表
2012年11月13日15時51分配信
【黒海艦隊戦闘艦船支隊は11月後半にスエズ運河を通過する】

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」及び大型揚陸艦「サラトフ」で構成される黒海艦隊戦闘艦戦術グループは、地中海の指定活動エリアにおいて任務を遂行している。
活動エリアに到着した同艦隊の大型給油船「イワン・ブブノフ」は、艦への洋上給油を実施した。
更に、近い内に、グループには、今は黒海で任務を遂行している大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」が参加する。

黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、イタリアタラント港で行われたロシア-イタリア海軍演習「イオネスク-2012」終了後、燃料集合体の一つが故障した。
同艦の司令部は、イタリアのパートナーの援助の申し出を受ける事を決定した。
達した合意によると、イタリアの海軍企業の一つは、修理に必要な部品を全て用意し、作業費用の支払いは株式会社「ソヴフラフト」を通じて行なわれる。

修理完了後、警備艦「スメトリーヴイ」及び海洋曳船MB-304は、指定海域へ移動し、艦船グループの一員として行動し、11月後半にはスエズ運河を通過し、12月初頭にはソマリア沿岸で任務遂行を開始する。

ロシア海軍将兵は、海賊対処任務を解決し、アフリカの角及びアデン湾エリアにおける民間船航行の安全を保障しなければならない。
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2012年11月13日18時54分配信
ロシア東方軍管区広報サービス発表
【太平洋艦隊艦船支隊は今週末にシンガポールへ到達する】

ウラジーミル・ウドヴェンコ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、戦闘勤務場所であるアデン湾への計画航海を続けている。
現在、南シナ海の南西部に居る支隊は、今週末にシンガポールへ到達し、マラッカ海峡を通過する。

この10日間の航海で、太平洋艦隊将兵は新鮮な水と燃料を補充し、ダメージコントロール及び仮想敵潜水艦の捜索・探知訓練を実施した。

アデン湾への航路の途中、ロシア海軍将兵は、インドの同僚が居るムンバイ港を訪問する。
(訪問の)終わりに、インド共和国海軍艦船と合同演習を実施する。
更にロシア支隊は、戦闘勤務中にタイ、南朝鮮、セイシェル諸島の港を業務寄港の為に訪問する。
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[ロシア海軍のアデン湾(ソマリア沖)海賊対処活動]
[ロシア海軍のソマリア海賊対策(旧ブログ)]


現在、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」大型揚陸艦「サラトフ」、そして大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」地中海(おそらくはエーゲ海)に居ます。
そして近い内に大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」が合流します。

イタリアへ行っている警備艦「スメトリーヴイ」は、燃料送油システムの一部が故障した為、その修理を終えてから海洋曳船MB-304と共に黒海艦隊戦闘艦船グループへ合流します。

全ての艦船が合流した後、スエズ運河を通過してアデン湾へ向かいます。


一方、11月2日に出港した太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は、現在、南シナ海に居ます。
[ロシア海軍第14次アデン湾海賊対処部隊はウラジオストクを出港した]

こちらは、今週末にマラッカ海峡へ到達します。


最終的に、ソマリア沖に集結するロシア海軍合同海賊対処部隊の陣容は、以下のようになります。

[ロシア黒海・太平洋艦隊合同海賊対処任務部隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(太平洋艦隊)
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「サラトフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」(黒海艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
中型海洋給油船「イルクト」(太平洋艦隊)
救助曳船「アラタウ」(太平洋艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


これは、ロシア海軍が2008年10月にソマリア沖での海賊対処任務を開始して以来、最大規模の海賊対処任務部隊です。
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