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地中海に滞在するロシア海軍艦船から徴兵期間満了を迎えた兵士が帰国した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年6月23日9時0分配信
【地中海の黒海艦隊の艦の乗組員は徴兵のローテーションを実施した】

2019年春季活動計画の枠組みにおいて、地中海で任務を遂行している黒海艦隊の艦の乗組員の内、市民から徴用されて軍務に就いていた兵士が、他の徴用兵と交代した。

指定期間に軍務に就いていた兵士は、遠海ゾーンからセヴァストーポリへ到着した。

司令部は、兵役から解雇する為、完全な形で必要なリスト文書の用意を整えている。
解雇した兵士を居住地へ移転させる為、兵士を輸送する様々な種類の輸送手段に関する所定の手続きを整え解雇された時点での金銭の給与は、全て規定通りに実行される。

兵役から解雇され、予備へ移される兵士の一部は、国防省との契約を締結し、契約軍人として軍務を続ける事を希望している。

現在、徴用から解雇されるべき兵士の総数の約40パーセントが黒海艦隊の艦船及び軍事部門から予備役へ送られている。

2019年春の徴用において、黒海艦隊には約2000名の徴用兵士が補充された。



現在、ロシア連邦軍は、徴兵制から志願制(契約軍人)への移行を進めています。

無論、ロシア海軍も同様です。

現在のロシア連邦軍の徴兵制は、18歳-27歳の男性が1年間兵役に就く義務が有るというものですが、海軍潜水艦水上艦の場合、着任してから1年後には艦を降りてしまう徴兵では、艦での仕事を一通り覚える頃に退任してしまう事になり、実際の戦力としては期待できないという事情が有ります。
更には、水上艦が長期の遠距離航海へ出た場合、航海の途中で徴兵期間満了を迎える水兵が出てくるという問題も有ります。

最近では、ロシア海軍潜水艦乗員は全て契約軍人、水上艦乗員は70-80パーセントが契約軍人となっています。
[ロシア海軍の水上艦の乗員の70-80パーセントは契約軍人で構成されている]


現在、ロシア黒海艦隊は、少なくとも以下の艦船を地中海東部(シリア沖)へ派遣しています。

潜水艦「クラスノダール」2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2019年4月下旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」2019年6月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」2019年6月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2019年4月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-56:2019年1月下旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」2019年5月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年5月下旬から地中海東部に滞在
(この他にカスピ小艦隊小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」2019年6月中旬から地中海東部に滞在)

これらの艦船の乗組員の中には徴兵も含まれており、彼らの中には、地中海東部へ滞在中に1年間の徴兵期間を満了した者も居るようであり、期間満了を迎えた兵士(法的にも、もはや軍人の資格を失っている)が艦を降りてセヴァストーポリへ帰ってきました。

記事中でも触れられていますが、徴兵期間満了を迎えた兵士は、今度は契約軍人(志願兵)として再びロシア海軍へ入隊するという選択肢も有り、その道を選んだ者も少数ながら居るようです。
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