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ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2020年4月以降に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2019年6月26日20時24分配信
【情報筋:「ポセイドン」搭載原子力潜水艦「ベルゴロド」の航行試験は2020年4月に始まる】
クビンカ/モスクワ州、6月26日/タス通信

深海無人装置「ポセイドン」の最初の搭載艦~特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」は、2020年4月から工場航行試験へ入る事が大体決まっている。
水曜日、『タス通信』は、国際軍用機器展示会『アルミヤ-2019』の最中に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「潜水艦は、白海の結氷事情が可能にする2020年4月から、直ちに工場航行試験へ入る事が大体決まっております」
彼は話した。

彼によると「同年末にベルゴロドは海軍への引き渡しが計画されています」

[潜水艦「ベルゴロド」]
プロジェクト09852原子力潜水艦「ベルゴロド」
『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)の船台からの進水式典は、4月23日に開催された。

以前に『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、潜水艦の原子炉試験及び係留試験は2019年に計画されている。
2020年に潜水艦は工場航行試験及び国家試験を行ない、同年末には「ベルゴロド」海軍へ引き渡されなければならない事を対談者は指摘した。



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プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、『セヴマシュ』で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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当初、「ベルゴロド」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、その後、引き渡しは延期され、2018年末までの進水予定も実現しませんでした。
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の為の原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年末までに進水する]

「ベルゴロド」の乗組員チームは2018年秋までに編成されたようです。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの乗組員は既に編成されている]

「ベルゴロド」は、無人潜水艇「クラヴェシン-2」などの有人或いは無人の各種潜水艇を搭載します。
[ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている]

この他、現在開発中の大洋多目的システム「ポセイドン」の搭載母艦としての役割も果たします。
[大洋多目的システム「ポセイドン」]
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドはスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドンを搭載する]

2019年4月23日、「ベルゴロド」『セヴマシュ』で進水しました。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

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「ベルゴロド」『セヴマシュ』の岸壁で艤装と係留試験が行なわれ、早ければ2020年4月から洋上試験を行ないます。
この時、「ポセイドン」の洋上試験も行なうようです。
[ロシア海軍のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン及び搭載潜水艦の洋上試験は2020年末頃までに完了する]

「ベルゴロド」は、2020年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[プロジェクト09582特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2019年4月23日に進水し、2020年末にロシア海軍へ就役する]
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