ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138と給油船イワン・ブブノフは地中海東部へ向かった
- カテゴリ:地中海情勢(2019年)


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年6月29日17時0分配信
【黒海艦隊の水上修理所と給油船は地中海へ行く】
モスクワ、6月29日、インタファクス
水上修理所(工作船)PM-138と給油船「イワン・ブブノフ」はセヴァストーポリから出航し、地中海へ向かった。
黒海艦隊の公式代理人アレクセイ・ルリョフは発表した。
「部隊の計画ローテーションに沿って、黒海艦隊の水上修理所PM-138と給油船イワン・ブブノフは、この地域の海軍常設連合部隊の委員として任務を遂行する為、セヴァストーポリから地中海への移動を行ないます」
ルリョフは話した。
「現在、支援船は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通過移動を行なっています」
彼は指摘した。
グループの一員として居る間、給油船の乗組員は、艦への給油及び様々な物資装備の補充を行ない、水上修理所の乗組員は、で任務を遂行しているロシア海軍の艦船の技術的準備状態の維持を保障する。
この数年間、黒海艦隊の水上修理所(工作船)PM-56とPM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアのタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっています。

工作船PM-56

工作船PM-138

タルトゥースのロシア海軍物資・技術サービス供給所

現在は、2019年1月下旬に派遣されたPM-56が地中海東部に滞在しています。
それから5ヶ月以上経った2019年6月29日、PM-138がセヴァストーポリを出航し、地中海東部へ向かいました。
なお、PM-138と共に大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」も地中海東部へ派遣される事になりました。
「イワン・ブブノフ」は、昨年6月~7月に地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]
現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」:2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2019年4月下旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:2019年6月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」:2019年6月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2019年4月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
工作船PM-56:2019年1月下旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」:2019年5月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年5月下旬から地中海東部に滞在
[カスピ小艦隊]
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」:2019年6月中旬から地中海東部に滞在
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