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ロシア太平洋艦隊の為の2隻の新型コルベットの建造は価格を巡る問題により遅延する

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【国防省はロシア海軍の為の2隻の新たなコルベットの建造を遅延させている】
2012年11月14日

ロシア海軍の為にアムール造船工場で建造されている新たなプロジェクト20380コルベット-「ソヴェルシェンヌイ」「グロームキー」は、国防省が未だに会社との契約下における価格に同意していないが故に遅延する。
11月14日に1世紀(100周年)企業の栄誉を得たサンクト-ペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で行なわれた図書「コルベットの概念設計」のプレゼンテーションにおいて、株式会社「中央海洋工学設計局アルマーズ」総取締役兼設計主任アレクサンドル・ワシーリエヴィチ・シリャフテンコは表明した。

アレクサンドル・シリャフテンコによると、その他の理由-設計上及び技術的なもの-は、コルベットの建造を遅延させるものではない。

双方のコルベットは、太平洋艦隊の編制へ加入する。
「グロームキー」(2012年4月起工)は、2015年にロシア海軍への納入が予定されており、「ソヴェルシェンヌイ」は2013年である。

メディアの報道によると、2012年10月、コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の大型非金属上部構造物のサンクト-ペテルブルクからコムソモリスク-ナ-アムーレへの移送が完了した。

プロジェクト20380コルベットは、近海ゾーンにおける行動-水上艦及び潜水艦、空中攻撃手段との戦闘、海洋上陸の砲撃支援-の為に設計されている。
コルベットの船体の建造は、根本的に新しい建造方式により実施された。
この排水量の国産艦としては、初めて艦尾にヘリコプター格納庫及び発着スペースが設置されている。
主要兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」である。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

現在、ロシア極東部コムソモリスク-ナ-アムーレ市アムール造船工場では、2隻のプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェンヌイ」、「グロームキー」が建造されています。

[親衛コルベット「グロームキー」の建造は開始された]
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]
[太平洋艦隊の為の新世代コルベットの部品が製造される]

太平洋艦隊向けコルベットの1番艦「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物は、ヨーロッパ方面から極東方面へ海路輸送されました。
[新型コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物はコムソモリスク-ナ-アムーレに到着した]


しかし今回の記事によると、この2隻のコルベットの建造は、例によってロシア国防省と企業側の価格を巡る問題により遅れるとの事です。

考えられる可能性としては、極東で建造されるコルベットは、各種コンポーネントをヨーロッパ方面から輸送する必要が有るので、その輸送費用が加味され、サンクト-ペテルブルクで建造されるコルベットよりも価格が高くなっているかもしれません。

例えば、上記のように、コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物は、船をチャーターしてサンクト-ペテルブルクから沿海地方まで海路輸送されており、その途中では、海賊多発海域のアデン湾を通過しています。

むろん、サンクト-ペテルブルクで建造されるコルベットの場合、このような手間や費用は必要はありません。


この場合、ロシア国防省側にしてみれば「同一の艦なのに、何で同じ価格じゃないんだ?」という事になるでしょうし、企業側にしてみれば「コンポーネントの輸送に金掛かってるんだから、その分も貰わないと合わない」という事になります。


なお、記事中に登場する株式会社「中央海洋工学設計局アルマーズ」は、プロジェクト20380コルベットを設計しています。
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