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近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは砲撃試験を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月8日6時53分配信
【太平洋艦隊の小型ロケット艦「スメルチ」は航行試験の枠組みにおいてカムチャツカ沖で複合砲射撃を実施した】

本日(7月8日)、太平洋艦隊小型ロケット艦「スメルチ」は、修理及び近代化の後の工場航行試験段階中、アヴァチンスキー湾海域で複合砲射撃を成功裏に実施した。

戦闘訓練射爆場で艦の乗組員は、AK-176砲による砲撃で仮想敵水上艦を模した海上曳航盾を成功裏に撃破した。
更に、速射砲AK-630Mが検査された。
それは、海上浮遊機雷の模型の破壊の為に使用された。
ロシア北東軍集団の補助船は、小型ロケット艦の活動を支援した。

艦の近代化作業は株式会社『北東修理センター』の基盤で2017年に始まった。
この期間に艦はミサイル複合体「マラヒート」から対艦有翼ミサイル複合体「ウラン」へ再武装した。
今、小型ロケット艦は16基のミサイルを搭載する。
艦は修復され、各システム及び機構は、より新しいものと交換された。

今年末までに小型ロケット艦「スメルチ」は、ロシア北東軍集団の常時即応部隊への復帰が計画されている。



プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1984年12月30日に海軍へ納入され、翌1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、現在に至っています。
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2017年からペトロパブロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事が始まりました。
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「スメルチ」は、近代化改装により対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
(ただし、現時点においては「ウラン」発射筒は2基しか搭載されていない)
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフと小型ロケット艦スメルチは近代化改装される]
[ロシア海軍のプロジェクト12341小型ロケット艦(ナヌチュカ級)の近代化改装は始まっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊は2019年に2隻の巡航ミサイル"カリブル"搭載艦を受け取る]

2019年6月7日、「スメルチ」は洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは洋上試験を開始した]

7月8日にはAK-176 76mm砲AK-630M 30mmガトリング砲の試射を行ないました。

「スメルチ」は2019年12月末までに太平洋艦隊へ復帰します。
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