サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で改イワン・グレン型揚陸艦カイマンが公開された


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月10日11時48分配信
【国際海軍サロン-2019:ネヴァ川計画設計局は大型揚陸艦「カイマン」を示した】
『ネヴァ川計画設計局』は、『国際海軍サロン-2019』で、新たなロシアの大型揚陸艦「カイマン」の輸出ヴァージョンの模型及び特性を初めて公開した。
これは、プロジェクト11711大型揚陸艦第2シリーズを基に作成された。
『Mil.Press FlotProm』特派員は現地より伝えた。
『ネヴァ川計画設計局』造船・軍事技術協力担当副総取締役アレクセイ・ユフニンが話したように、「カイマン」は、海上揚陸作戦の過程における部隊及び車両の海上移送及び無防備の海岸への上陸への使用の為に意図されている。
艦は部隊の移送を保障し、防衛用機雷及び障害物網を、更には、大洋、海洋、近海ゾーンの水中観察システム配置の為の水中音響ブイを設置できる。
「我々は、この改変プロジェクトを初めて示しましたが、それは展示公開の枠組みではありません」
『ネヴァ川計画設計局』の代表は付け加えた。
「カイマン」の排水量は8000トン、全長150メートル、幅19.5メートル、吃水4.5メートル。
艦は約18ノットの速力を発揮できる。
乗組員120名。
「カイマン」のヘリコプター群は、10機の輸送揚陸機及び2機の捜索救助機で構成される。

この他、艦内には、積載量が少なくとも45トンの揚陸艇6隻を配置できる。
2019年4月、カリーニングラードの『ヤンターリ』で、プロジェクト11711大型揚陸艦第2シリーズ2隻「ウラジーミル・アンドレーエフ」と「ワシーリー・トルシン」が起工され、それぞれ2023年と2024年に海軍へ加入する事が想い起こされる。
第9回国際海軍サロンはサンクトペテルブルクで7月10日から14日まで開催される。
最初の3日、7月10日~12日は、専門家及び外国の代表団メンバーの為の、13日と14日は一般大衆の為の公開行事である。
展示会のニュース、新作の概要及び業務プログラム行事のレポートは、サロン中に『Mil.Press』から『国際海軍サロン』のテーマ部門で公表される。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、カリーニングラード市の沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されています。
1番艦「イワン・グレン」(2004年12月24日起工/2012年5月18日進水)は2018年6月20日に就役し、10月22日には配備先の北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
2番艦「ピョートル・モルグノフ」(2015年6月11日起工/2018年5月25日進水)は、2019年の就役が予定されています。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]
以前にはプロジェクト11711の建造は2隻で終了する予定でしたが、一転して2隻が追加建造される事になり、2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」と「ワシーリー・トルシン」が沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]
この2隻は、艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kを搭載し、上部構造物も前期建造艦2隻とは違うものになるようです。
更には、排水量も増加するようです。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年4月23日14時7分配信
【新たなプロジェクト11711大型揚陸艦のペアは「イワン・グレン」及び「ピョートル・モルグノフ」とは異なる】
「ウラジーミル・アンドレーエフ」は2023年、「ワシーリー・トルシン」は2024年に就役予定です。
2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催される国際海軍サロンIMDS-2019で、プロジェクト11711第2シリーズの輸出ヴァージョンである「カイマン」(カイマン亜科)の模型が公開されました。
[改イワン・グレン型揚陸艦カイマンはサンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で初めて公開される]
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