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ロシア海軍のアクラ級及びキロ級はカリブル有翼ミサイルを装備する

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『イズベスチヤ』より
2012年11月15日15時56分配信
【「カリブル」は、ロシア潜水艦の陸地への投射を可能にする】

海軍の非戦略潜水艦の再武装が始まる。

ロシア水中艦隊は、地上目標への攻撃が可能となる。
2013年、ロシア国防省は、多用途潜水艦プロジェクト971「シチューカ-B」及び877「ワルシャワンカ」に、距離300~2500kmの地上目標を攻撃できる有翼ミサイル「カリブル」を装備するだろう。
(ミサイルの)射出は、全ての最新潜水艦に装備されている従来型の533mm魚雷発射管から行なわれる。

「カリブルは、我が国のS-300及びS-400を含む最新の対空防衛システムをもってしても、撃墜する事は、ほぼ不可能です。
それは突然に潜水艦から射出され、一度に複数の敵目標を破壊する事が出来ます。
今、全ての多用途潜水艦の汎用兵器は、海洋での戦闘の為のみに指向されています」

(ロシア)海軍総司令部の対談者は、『イズベスチヤ』に説明した。

「カリブルにより、潜水艦は、1-2kmのサイズの地上目標を破壊できる精度を得ます。
更に、400キログラムの弾頭を持つミサイルは、あらゆる防御された施設を破壊できます。
対艦ヴァリアントは、巡洋艦サイズの艦を破壊できます」

海軍総司令部の情報提供者は話した。
彼は、最大のアメリカ艦-ニミッツ級航空母艦を破壊するには、3-4発の「カリブル」を正確に命中させるだけで充分であると説明した。

今日、海軍の編制には、20隻以上のプロジェクト「シチューカ-B」及び「ワルシャワンカ」が在る。
これらは、敵艦及び潜水艦を破壊できるミサイルと魚雷を有している。

国防省の高位の職員が『イズベスチヤ』に伝えた所によると、「カリブル」導入に関する作業は、既に潜水艦K-328「レオパルド」(プロジェクト971)で開始されている。
原子力潜水艦は、昨年6月からセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」で中規模修理が行なわれている。
更に、11月には、新たな原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン」「セヴェロドヴィンスク」「カリブル」を成功裏に発射した。
それは、新たなミサイルが標準兵装となっている。

「カリブル」ミサイルは、1段の対艦ヴァージョン(インデックス3M54)及び地上目標の為のヴァージョン(3M14)が存在する。
2段に改正されたヴァージョンは、ソヴィエト有翼ミサイルKS-122複合体S-10「グラナート」に基づいて作られた。
「カリブル」とは違って「グラナート」だけが核兵器であり、攻撃型兵器削減条約に関する制限を受ける。

ミサイルは、北方艦隊第24師団「シチューカ」へ最初に設置される。
海軍将兵達は、「獣」師団と呼んでいる。
そう、その編制に在る潜水艦は、全て獣の名前-「ゲパルド」、「パンテーラ」、「チグル」、「ヴォルク」、その他-が付けられているが故に。
その後、太平洋艦隊「シチューカ」への装備が計画されている。

状況に精通している防衛産業企業体の代理人が『イズベスチヤ』に伝えた所によると、最初に「カリブル」が装備される「ワルシャワンカ」は、B-261「ノヴォロシースク」になる。

現在、潜水艦はサンクト-ペテルブルクアドミラルティ造船所で建造されており、来年には海軍へ納入されなければならない。
そして、2014年と2015年には、同プロジェクトの「兄弟」が続く-それは建造中の「ロストフ-ナ-ドヌー」「スタールイ・オスコル」である。

その後、現用の「ワルシャワンカ」への「カリブル」の装備が予定されている-最初は、北方艦隊第165旅団所属艦となる。

新たなミサイルを、新たなプロジェクト677「ラーダ」潜水艦に設置する案について議論されている
それは、既に竣工している同プロジェクト潜水艦のトップ艦「サンクト-ペテルブルク」である。


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有翼ミサイル「カリブル」は、輸出用の有翼ミサイル「クラブ」シリーズのロシア海軍向けヴァージョンであり、輸出型よりも射程距離が延長されています。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]

有翼ミサイル「カリブル」には、対地攻撃型、対艦攻撃型、対潜攻撃型の3タイプが在ります。
対地攻撃型は亜音速で射程距離2500km。
対艦攻撃型は射程距離375km、飛翔週末段階で弾頭が分離、超音速で目標へ突進します。

[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

記事中で触れられていますが、11月初頭に最新多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」からの発射試験に成功しました。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対艦ミサイルの発射試験に成功した]


この他、既に就役しているロシア海軍の潜水艦-プロジェクト971多用途原潜(アクラ級)及びプロジェクト877潜水艦(キロ級)にも追加装備されるようです。


「カリブル」は、まず最初に北方艦隊第24潜水艦師団所属のプロジェクト971原潜に装備され、その後、太平洋艦隊所属の971原潜に装備されるようです。

北方艦隊原潜基地ガジェーヴォ
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太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチュンスク
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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト971「シチューカ-B」】
北方艦隊所属のプロジェクト971原潜6隻の内、2隻が修理中となっています。


第24潜水艦師団所属の971原潜「レオパルド」は、現在、セヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」でオーバーホールが行なわれています。
そのついでに「カリブル」運用能力が付与されるようです。

艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」
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「カリブル」は533mm魚雷発射管から発射できるので、新たにミサイル発射機などを設置する必要は有りません。

インドがリースしているアクラ級原潜「チャクラ」は、輸出用の「クラブ」を装備しています。
[原潜チャクラ(ネルパ)は10億ドルで10年間リースされる]


黒海艦隊向けに建造中のプロジェクト06363潜水艦も、「カリブル」を装備するようです。
[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦]
[改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」起工]
[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルは起工された]

建造中のプロジェクト06363潜水艦「ノヴォロシースク」
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[ロシア海軍潜水艦ノヴォロシースクは2013年末に進水する]
[ロシア黒海艦隊は2014年に新造艦を受領する]

現用のプロジェクト877潜水艦では、まず北方艦隊所属の第165潜水艦旅団所属艦に装備されます。

北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイ
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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【プロジェクト877「パルトゥス」(NATO「キロ」)】
北方艦隊所属のキロ級潜水艦6隻のうち、B-401B-800B-459の3隻が修理中です。


この他、記事中では触れられていませんが、太平洋艦隊所属の877潜水艦にも装備されるでしょう。

太平洋艦隊潜水艦基地ウリス湾
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「カリブル」は、ロシア海軍有翼ミサイル原潜プロジェクト949A(オスカーII級)にも装備されます。
[オスカーII級ミサイル原潜は「オーニクス」と「カリブル」を装備する]
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