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ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは沿海地方の演習で爆撃機Tu-22M3(バックファイア)を迎撃した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月11日10時47分配信
【沿海地方における太平洋艦隊海上航空隊の戦闘機と遠距離航空隊の航空機の合同演習は完了した】

沿海地方日本海上空の戦闘訓練地域で計画合同戦術演習が実施され、太平洋艦隊海上航空隊高空迎撃戦闘機MiG-31BM、超音速ロケット爆撃機Tu-22M3遠距離電波位置測定探知管制航空機A-50が関わった。

実地活動の為、航空機は恒久駐留場所から沿海地方の作戦飛行場へ急速に移動した。
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演習中、ロケット機Tu-22M3のペアは、仮想敵水上艦グループへ有翼ミサイルKh-22による模擬打撃を与え、パッシブ妨害の設定を行なった。

次に、太平洋艦隊の2機の戦闘機MiG-31BMは、ウラジオストク周辺の飛行場から離陸し、成功裏に爆撃機の迎撃を行なった。
目標までの誘導は、遠距離電波位置測定探知管制航空機A-50の機器の能力を使用して行なわれた。



[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]
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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31が配備されています。


現在、ロシア航空宇宙軍MiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。



太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31MiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]

今年中には更に数機のMiG-31MiG-31BMへの改修を終えてエリゾヴォへ到着します。


2019年7月11日、2機のMiG-31BM沿海地方へ移動し、カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に駐留する超音速爆撃機Tu-22M3(バックファイア)を洋上で迎撃する演習を行ないました。

今回の演習では「敵役」となったカーメニ・ルチェイTu-22M3ですが、元々はロシア海軍航空隊所属機であり、2010年代初頭に空軍(航空宇宙軍)遠距離航空隊へ移管されました。
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