ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった
- カテゴリ:高空迎撃戦闘機MiG-31

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月16日4時5分配信
【近代化された太平洋艦隊のMiG-31BMは戦闘機動の要素を伴う空中戦へ取り組んだ】
カムチャツカの太平洋艦隊海上航空隊の近代化された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの乗員は、太平洋の北方緯度水域上空で空中戦闘実施及びミサイル兵器の戦術使用の要素へ取り組んだ。
実地行動中、飛行士は、自身の兵器使用及び敵兵器の有効性を減らす為の有利なポジションを占める目的の操縦術へ取り組んだ。
訓練では、ミサイル兵器による攻撃時のポジションの選択と、単一空中目標への攻撃を他機へ移す為の迅速な交代が行なわれた。
この他、MiG-31BM乗員は、航空機の能力の限界の機動の為の長時間の過負荷に耐え抜く技量を向上させた。
近代化された高空迎撃戦闘機MiG-31BMは、今年2月に太平洋艦隊海上航空隊のエリゾヴォ飛行場へ到着した。
工場での近代化を伴う修理中、航空機の航空電子機器及び電波電子システムは更新され、迎撃機の戦術特性は向上し、戦闘能力は向上した。
[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]

カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。
エリゾヴォ基地

エリゾヴォ基地のMiG-31



このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍が空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)
現在は、約30機のMiG-31が配備されています。
現在、ロシア航空宇宙軍のMiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。
太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31もMiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカのエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
今年中には更に数機のMiG-31がMiG-31BMへの改修を終えてエリゾヴォへ到着します。
- 関連記事
スポンサーサイト