近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチはウラジオストクへ到着した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月18日3時0分配信
【近代化された小型ロケット艦「スメルチ」は『海軍の日』の祝賀行事へ参加する為にウラジオストクへ到着した】
『ロシア海軍の日』へ捧げられる祝賀行事へ参加する為、太平洋艦隊の小型ロケット艦「スメルチ」はウラジオストクへ到着した。
艦は、カムチャツカの駐留地点から艦隊主要基地への基地間移動を成功裏に行なった。
艦は、小型ロケット艦のミサイル複合体「マラヒート」から対艦ミサイル複合体「ウラン」への再武装の為の修理及び近代化の技術的作業を最近に完了した。
今、小型ロケット艦は16基のミサイルを搭載する。
艦は修復され、各システム及び機構は、より新しいものと交換された。
軍事スポーツ行事への参加は、艦にとっては近代化の後、初めてとなる。
工場での塗装を終えた後、小型ロケット艦は祭日の前の全ての訓練へ関わる。
今年末までに小型ロケット艦「スメルチ」は、ロシア北東軍集団の常時即応部隊への復帰が計画されている。
プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1984年12月30日に海軍へ納入され、翌1985年3月4日に就役しました。
当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、現在に至っています。

2017年からペトロパブロフスク・カムチャツキーの『北東修理センター』で近代化改装工事が始まりました。

「スメルチ」は、近代化改装により対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフと小型ロケット艦スメルチは近代化改装される]
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2019年6月7日、「スメルチ」は洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは洋上試験を開始した]
7月8日にはアヴァンチンスキー湾でAK-176 76mm砲とAK-630M 30mmガトリング砲の試射を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは砲撃試験を行なった]
その後、カムチャツカ半島を離れてオホーツク海を南西へ進み、7月15日には宗谷海峡を通過して日本海へ入りました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは日本海へ入った]

そして7月18日午前、「スメルチ」はウラジオストクへ到着しました。
「スメルチ」は、7月28日の『ロシア海軍の日』にウラジオストクで行なわれる記念行事(観艦式)へ参加するようです。
「スメルチ」は、2019年12月末までに太平洋艦隊へ復帰します。
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