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原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2019年末に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年7月27日11時3分配信
【情報筋は「ポセイドン」標準搭載艦の進水時期について話した】
モスクワ、7月27日-ロシア通信社ノーボスチ

無人装置「ポセイドン」の標準搭載艦となる特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」(プロジェクト09851)は、工場『セヴマシュ』で今年末までに進水する。
『ロシア通信社ノーボスチ』防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

4月、『セヴマシュ』では、水中無人機の試験搭載艦である潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト09852)の進水式典が開催された。

「潜水艦ベルゴロドはポセイドンの試験搭載艦であり、標準搭載艦は、他の潜水艦~プロジェクト09851ハバロフスクです。
それは今年中に進水しなければならず、浮上状態で艤装が行なわれます」

対談者は話した。

多目的原子力潜水艦「ベルゴロド」は、プロジェクト949A「アンテイ」(「クルスク」の同類)に属し、「ポセイドン」システムの為に特別に改造された。
伝えられているように、今後2年で「ベルゴロド」及び無人機は合同試験を実施する。

プロジェクト「ハバロフスク」潜水艦に関しては知られていない。

[水中無人機]
ロシア
が、大深度及び高速での移動が可能な無人水中装置を開発している事は、昨年(2018年)の連邦教書演説において大統領ウラジーミル・プーチンが初めて話した。

彼によると、このような無人機は通常または核弾頭を装備でき、航空母艦グループ、沿岸防御施設及びインフラストラクチュアを含む広範囲の目標の撃破が可能である。

今年の演説でプーチン「ポセイドン」について更なる話をした。
彼は、作業は計画通りに進行しており、複合体は成功裏に試験を行なったと述べた。

システムの軍備採用は、2020年~2021年の境目に計画されている。



プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

以前には、「ハバロフスク」の進水は2020年春と伝えられていましたが、2019年末(おそらくは2019年12月)に前倒しされるようです。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]

2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しており、2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。
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