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ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはペルシャ湾へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2019年7月27日16時50分配信
【黒海艦隊の救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」はノヴォロシースクからペルシャ湾への移動を成功裏に完了した】

ロシア曳船は、8月初頭にイラン・イスラム共和国領内で開催されるダイバー混成国際競技『グルビナ-2019』へ参加するロシア海軍選抜チームの支援の為、ペルシャ湾へ到着した。

現在、曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」は、イラン・イスラム共和国の島と同名のキーシュ港に係留され、ダイバー混成競技実行計画の下でロシアチームの訓練の支援へ着手している。

同プロジェクト支援船のこのような遠距離かつ長期の海上移動は、黒海艦隊の現代史上初めて行なわれた。

約30日間にわたった海上移動中、船の乗組員はスエズ運河、3つの海峡、6つの海を通過した。

船の全ての機構、設備、機器は正常で、乗組員は健常である。



プロジェクト22870救助曳船SB-565『アストラハン造船工場』で起工され、2014年5月20日に進水し、同年12月28日に就役しました。
2014年に「プロフェッソル・ニコライ・ムール」(ニコライ・ムール教授)と命名されました。

2015年5月に内陸水路経由で黒海東岸ノヴォロシースクへ回航され、2015年6月10日付でノヴォロシースク海軍基地所属となりました。
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以後、度々地中海東部へ派遣されています。
(2016年3月初頭~6月下旬、2016年11月初頭~11月下旬、2018年1月下旬、2018年8月下旬~11月初頭)

2019年7月3日、「プロフェッソル・ニコライ・ムール」ノヴォロシースク海軍基地を出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはペルシャ湾へ向かった]

7月5日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは地中海へ入った]

7月10日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月15日にはジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはジブチを訪問した]

その後、「プロフェッソル・ニコライ・ムール」ペルシャ湾へ向かい、7月27日にイランキーシュ島へ到着しました。
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