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ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクと支援船2隻はバルト海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年8月3日15時45分配信
【北方艦隊艦船支隊はバルト海峡の通行を開始した】

本日(8月3日)、後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」で構成される北方艦隊戦術グループは、バルト海峡の通行を開始した。
支隊バルト海側から大ベルト海峡へ入った。
大ベルト海峡の後、北方艦隊将兵はカテガット及びスカゲラクを通って北海へ出る。

船は航行規則を遵守し、互いに安全な距離を保って縦列船隊で移動している。
隊列の殿は水中巡洋艦「スモレンスク」が務め、水上位置で付いて行っている。

狭い場所を通過する間、艦船は通信及び主指揮所間の連携の訓練を行ない、乗組員は、隊列を組んだ操艦の合同活動へ取り組む。



北方艦隊原子力水中巡洋艦「スモレンスク」は、他の艦と共に2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]

北方艦隊救助曳船「ニコライ・チケル」、多機能後方支援船「エリブルス」は、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に2019年2月末からの世界一周航海を完了した後にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

これらの艦船は、7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

その後、2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍ロシア航空宇宙軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船はバルト海の演習『大洋の盾-2019』へ参加する]

8月9日まで続く演習『大洋の盾-2019』には、バルト艦隊北方艦隊の計49隻の戦闘艦艇、20隻の支援船、58機の航空機、10634名が参加します。
演習統制官は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将です。


そして8月3日、多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」、原子力水中巡洋艦「スモレンスク」の3隻はバルト海を離れ、大ベルト海峡へ入りました。

今後、3隻は北海へ入ります。
その後の行動は明らかにされていませんが、おそらくは母港への帰路に就くようです。
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