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新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年に航海試験を実施する

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は来年に開始される】
2012年11月19日

サンクトペテルブルク株式会社「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されているプロジェクト22350のトップ艦であるフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、2013年後期に航海試験を開始する。
これは、工場広報部の同社総取締役アレクサンドル・ウシャコーフへのインタビューで述べられた事である。

「私共は、今年に(「アドミラル・ゴルシコフ」の)ケーブル敷設を完了します。
2013年3月、乗組員による点検と係留試験が開始される予定です。
来年の第4クオーターには、工場航海試験へと出発します」

工場の総取締役は話した。

彼によると、フリゲート「ゴルシコフ」~工場受注921号~の為の資金供給作業は滞りなく実施されている。
同工場で建造されている他のフリゲート、コルベット、特殊船とは対照的に。

レニングラード海軍基地司令官オレグ・ジュラブリョフ1等海佐への2012年3月のインタビューによると、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為に北方艦隊で形成された乗組員は、クロンシュタットに到着した。

レニングラード海軍基地の主な目的の一つは、サンクトペテルブルクのエリアの企業で建造される海軍の最新の水上艦、潜水艦、支援船の試験と編制への加入を提供する事にある。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、国防省の為の一連のプロジェクト艦~プロジェクト22350フリゲート、プロジェクト20380/20385コルベット、プロジェクト18280通信船~の唯一の供給者である。
現在、造船所は、6隻のフリゲート、6隻のコルベット、1隻の通信船の建造契約を結んでいる。


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月28日に進水しました。

現在、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の岸壁で艤装工事が進められています。
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今回の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」のトップの発言によると、「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月から係留試験を開始し、同年の第4クオーター(つまり2013年10月以降)に工場航海試験を開始するとの事です。

工場航海試験の後には国家受領試験が控えており、これをパスしないとロシア海軍へ就役できません。

「アドミラル・ゴルシコフ」の就役予定は、当初の2009年から、今では2013年末まで延期されていますが、今回の記事によると、2013年末(つまり2013年12月31日まで)に就役できるかどうかも分かりません。

むろん、2013年12月末までに国家受領試験を終えて受領証明書への署名が行なわれれば、2013年中の就役は可能ですが。
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