ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年8月6日16時25分配信
【ロシアのTu-142は太平洋上空で13時間の飛行を実施した】
モスクワ、8月6日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊の遠距離対潜航空機Tu-142は、太平洋の中立水域上空で13時間の飛行を実施した。
東方軍管区広報サービスは発表した。
「太平洋艦隊海上航空隊の2機の遠距離対潜航空機Tu-142は、アリューシャン列島北方沖とアラスカおよびカナダ西方に沿って太平洋の中立水域上の空域の計画飛行を実施しました」
声明では、こう述べられた。
航空機Tu-142のエスコートは、エリゾヴォ飛行場(カムチャツカ地方)から空中へ上がった太平洋艦隊海上航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMのペアにより行なわれた事は注目される。
戦闘機飛行士は対潜機と合流し、乗員と目視及び無線での接触を行ない、太平洋艦隊の担当ゾーンでエスコートしたことが伝えられた。
「13時間に渡る無着陸飛行中、ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊の給油航空機Il-78が対潜航空機への空中給油を行ないました」
発表では、こう付け加えられた。
太平洋艦隊海上航空隊の航空機の飛行は、空域使用の国際法規に厳密に沿って実施されたことが強調された。
ソ連/ロシア海軍の遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。
現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊と太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ(モンゴフト)に配備されています。



2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142がアラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。
カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場に駐留する太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMがTu-142をエスコートしました。
太平洋艦隊のMiG-31は、2019年5月22日にロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機Tu-95MSがアラスカ及びアリューシャン列島沖を飛行した際にもエスコートしています。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31はアラスカ沖でロシア航空宇宙軍の戦略ロケット爆撃機Tu-95MSを護衛した]
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