ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは再び英仏海峡を通過した

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年8月8日10時10分配信
【ブリテンとロシアの哨戒艦はラマンシュ海峡で出会った】
ブリテンの哨戒艦「フォース」は、ラマンシュ海峡でロシアのコルベット「ワシーリー・ブイコフ」に同行した。
8月8日・木曜日、『ロスビジネスコンサルティング』はグレートブリテン王立海軍広報サービスを引用して報じた。
2018年12月に黒海艦隊へ補充された「ワシーリー・ブイコフ」は、7月28日の『海軍の日』の祭日にクロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ初めて参加した事が想い起こされる。
今、同艦は、普段の駐留場所へ向かっている。

「ワシーリー・ブイコフ」は、プロジェクト22160哨戒艦のトップであり、ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場で建造された。
モジュールコルベットの排水量は1300トン、30ノットまでの速力を発揮する。
航続距離は6000海里、自立航行期間は60日。
艦上にはヘリコプターKa-27PSが駐留できる。
標準兵装として、新たな76.2mm砲装置、高射ミサイル複合体及び高射機関銃を装備する。

「フォース」は、ブリテンの沿岸ゾーン哨戒艦「リバー-2」級の1番艦である。
それは2018年4月に就役した。
艦の全長は90.5メートル、幅13.5メートル、排水量2000トン。25ノットまでの速力を発揮し、航続距離は5500海里、自立航行期間は35日。
艦は30mm機関砲、2基の高射機関銃及び2基の艦載機関銃で武装する。
加えて、艦上には2隻の高速艇パシフィック24RIBと「マーリン」型ヘリコプターが駐留する。
プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は、ロシア内陸部に位置するタタールスタン共和国の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年2月26日に起工され、2017年7月23日に進水し、2018年12月20日にノヴォロシースク海軍基地で海軍旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
[新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


就役後、ノヴォロシースク海軍基地で乗組員の慣熟訓練を行ない、2019年1月9日にはダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはダメージコントロール訓練を行なった]
その後も基地での各種訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは洋上訓練の準備を進めている]
2月25日、「ワシーリー・ブイコフ」は海上での戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは洋上で砲撃訓練を行なった]
3月7日には、砲撃訓練の他に、有翼ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練も行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは黒海で戦闘訓練を行なった]
3月8日にはトルコ海軍の艦との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍とトルコ海軍は黒海東岸で合同演習を行なった]
3月20日にはノヴォロシースク海軍基地で小型対潜艦「エイスク」(1990年2月28日就役)と共に対空戦闘訓練を行ないました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年3月20日9時23分配信
【ノヴォロシースク海軍基地の艦の乗組員は演習中に対空防衛の問題へ取り組んだ】
3月21日、「ワシーリー・ブイコフ」はノヴォロシースク海軍基地でダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはノヴォロシースクでダメージコントロール訓練を実施した]
3月27日にはノヴォロシースク沖で実弾射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはノヴォロシースク沖で射撃訓練を実施した]
4月5日にセヴァストーポリへ入港しました。

5月中旬に出航し、5月21日にセヴァストーポリへ帰港しました。

6月10日、「ワシーリー・ブイコフ」はセヴァストーポリを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはバルト海へ向かった]
6月11日には黒海と地中海を結ぶボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過する]
その後、地中海へ入って同海域を西進し、6月18日には北アフリカのスペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはスペインの飛び地セウタへ寄港した]


6月20日にセウタを出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはスペインの飛び地セウタを去った]
「ワシーリー・ブイコフ」は6月21日にジブラルタル海峡を通過し、大西洋へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
6月25日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは英仏海峡へ入った]
この時、グレートブリテン海軍の最新鋭哨戒艦「フォース」が「ワシーリー・ブイコフ」を追跡しました。

その後、「ワシーリー・ブイコフ」はバルト海へ入り、7月初頭にクロンシュタットへ到着しました。

7月10日の「ワシーリー・ブイコフ」
7月28日の『ロシア海軍の日』の主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクのネヴァ川の観艦式)では、クロンシュタットの観艦式へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】
主要海軍パレードが終わった後、クロンシュタットを出航してバルト海を去り、8月8日までに再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
今回もグレートブリテン海軍の哨戒艦「フォース」が追跡しました。
今後、「ワシーリー・ブイコフ」は黒海の母港(ノヴォロシースク)へ戻ります。
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