ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はカラ海へ入った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年8月9日12時31分配信
【北方艦隊の艦・支援船支隊はカラ海へ入った】
本日(8月9日)、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」率いる北方艦隊の艦・支援船支隊は、ノヴァヤゼムリャ島とバイガチ半島の間のカルスキエボロタ海峡を通過し、カラ海で北極航海任務を継続する。
グループを構成するのは、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、給油船「セルゲイ・オシポフ」である。
前日、マトチキン海峡からカラ海へ、もう1つの北方艦隊の艦・支援船グループが通過した。
その構成は、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」である。
現在、カラ海では、北極航海計画に沿って、8月5日にセヴェロモルスクから出航した北方艦隊の艦・支援船支隊が行動している。
カラ海では、結氷状況のモニタリングに特別な注意が払われる。
北方海上航路コース上で北方艦隊船員は、救助及び対海賊へ指向される演習の実施を継続する。
このような演習の1つは、前日に、この海域で活動する海上耐氷固定プラットフォーム「プリラズロムナヤ」で実施された。
航海は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官オレグ・ゴルべフ中将の将旗の下で実行される。
支隊の艦船は、北方海上航路のルート上をタイミル半島まで、その後はセヴェルナヤゼムリャ列島まで行く。
北方艦隊将兵は、北極の無防備の海岸での数回の海洋揚陸部隊の上陸へ参加し、重要な産業施設の防護演習を実施し、対潜任務へ取り組み、ミサイル及び砲射撃を実施する。

ロシア北方艦隊の8度目の北極圏への遠距離航海は、2019年8月5日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極遠征へ出発した]
参加艦船は、2018年の北極遠征とほぼ同じです。
(指揮官も同じ)
[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
救助曳船「パミール」
中型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
8月7日、北極遠征部隊はノヴァヤゼムリャ付近へ到達し、対テロ演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はノヴァヤゼムリャで対テロ演習を行なう]
8月8日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]
8月9日、北極遠征部隊はカラ海へ入りました。
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