ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33と高空迎撃戦闘機MiG-31BMはバレンツ海上空で空中戦闘訓練を行なった
- カテゴリ:艦上戦闘機Su-33
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年8月11日20時29分配信
【北方艦隊航空隊の戦闘機の乗員はバレンツ海でミサイル射撃を実施した】
北方艦隊の戦闘機飛行士は、バレンツ海エリア上空のチムール射爆場において、戦闘機MiG-31BM及びSu-33による空中標的への「空対空」クラスのミサイル射撃へ取り組んだ。
射撃には、15名の乗員が参加した。
その中には、経験豊かな飛行士と、1年前に軍学校を卒業した後に部隊へ到着した若い飛行士が含まれる。
射撃は、バレンツ海エリアの高度5キロメートル以上で実施された。
パイロットは、照明爆弾へのミサイル発射を行なった。
航空機MiG-31乗員の為の射撃の為の標的は、北方艦隊の航空・防空連合部隊の混成航空連隊の爆撃機Su-24により設置された。
艦上戦闘機Su-33は、同時に爆撃機としての機能を遂行し、それ故に艦上戦闘機航空連隊の飛行士は自立して行動し、他の標的の設置を行なった。
更に艦上飛行士は、空中標的への機内砲~30mm自動砲からの射撃へ取り組んだ。
この他、北方艦隊航空隊員は、他機と連携して直接の射撃を実施し、戦闘操縦技量を向上させ、仮想侵犯航空機を迎撃し、空中戦闘実施の要素へ取り組んだ。
バレンツ海上空での戦闘演習任務遂行の為のフライトは、コラ半島の北方艦隊の飛行場の1つから好都合な天候条件下で行なわれた。

ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊の「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(現在は近代化改装中)を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機であり、少なくとも15機程度が稼働状態に在ります。
(機体番号60、62、66、68、71、76、77、78、79、80、84、85、86、87、88)



Su-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]
2016年11月から2017年1月までシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]
元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]
高空迎撃戦闘機MiG-31BMは、元からの海軍航空隊所属機では無く、統合戦略コマンドとしての北方艦隊(つまり、軍管区に匹敵する存在)の指揮下に在る第45航空・防空軍に所属するボリス・サフォーノフ記念ペチェンガ第174親衛戦闘機航空機連隊(モンチェゴルスク飛行場)の所属機です。
(元々は空軍機)


前線爆撃機Su-24M(ヴィスレンスク赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98独立親衛混成航空連隊所属)も、モンチェゴルスク飛行場に駐留しています。
2019年8月11日、北方艦隊の艦上戦闘機Su-33と高空迎撃戦闘機MiG-31BMは、バレンツ海上空で空中戦闘訓練を行ないました。
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