ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは遠洋航海を開始した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年8月12日20時13分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は遠距離航海任務の遂行へ着手した】
本日(8月12日)、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、ノルウェー海南部での北方艦隊の艦船の演習への参加を完了し、遠距離航海任務の遂行へ着手した。
艦は、捜索打撃艦グループの一員へ加わり、この数日間、バルト海、北海、ノルウェー海エリアで一連の対潜任務へ取り組んだ。
巡洋艦は、救助曳船SB-406と中型海洋給油船「ヴャジマ」が加わっている北方艦隊の艦・支援船支隊を率いる。
支隊は南へ向けて進路を取った。
艦・支援船支隊の遠洋ゾーンへの航海は、北方艦隊のロケット艦師団参謀長アンドレイ・サロシキン1等海佐の指揮下で行なわれる。
巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は、ロシア海軍の他の艦、更には外国海軍の艦との一連の演習への参加が計画されている。
航海時に北方艦隊将兵は、アフリカおよび地中海地域の国の港へ一連の業務寄港を行なう。
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、サンクトペテルブルクの主要海軍パレードへ参加する為、7月3日にセヴェロモルスクから出航した。
パレードの後、乗組員は海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加した。
基地から出航して以来、艦は4000海里以上を踏破した。
ロシア北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船SB-406は、2019年7月3日にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]
これらの艦船は、7月28日の『ロシア海軍の日』の主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクのネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】
主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]
2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]
8月5日には北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
その後は北海とノルウェー海で演習を行なっていたようですが、8月12日、「マルシャル・ウスチーノフ」と救助曳船SB-406は他の北方艦隊艦船と別れ、遠距離航海を開始しました。
この2隻に中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「ヴャジマ」】
「マルシャル・ウスチーノフ」は、地中海へ行くようです。
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