ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った
- カテゴリ:戦闘機Su-27(バルト艦隊)
『タス通信』より
2019年8月13日22時10分配信
【ロシアのSu-27はバルト海上空でショイグの航空機からNATOの戦闘機を追い払った】
モスクワ、8月13日/タス通信
NATO(北大西洋条約機構)加盟国の戦闘機F-18は、バルト海の中立水域でロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグが乗る航空機への接近を試みたが、ロシアのSu-27により追い払われた。
当局のトップが乗る航空機に居る『タス通信』特派員は報告した。
カリーニングラードからモスクワへ向かうショイグが乗った航空機には、2機のSu-27~バルト艦隊海上航空隊の戦闘機が随伴していた。
NATOの航空機F-18は、バルト海の中立海域上空で国防相の航空機への接近を試みたが、戦闘機はロシアの飛行士に追い払われ、旅客機への接近を許さなかった。
カリーニングラードでロシア連邦国防相は、新たな研修学校~ナヒーモフ海軍学校の分校の建設の為の土台の施工式典へ出席した。
この他、彼は、フメレフカ射爆場で行なわれている2019年度軍競技会『海上揚陸』を訪れた。
バルト艦隊海軍航空隊の戦闘機や爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍の航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]
そして8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍の戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
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