ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は大西洋から地中海へ戻った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年8月18日9時0分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はジブラルタル海峡を通過してセヴァストーポリへ戻る】
黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、大西洋における任務遂行を完了し、セヴァストーポリへ戻る。
以前、艦はジブラルタル海峡を通過し、その後、海上移動中に給油船から燃料、その他の物資の在庫を補充し、艦隊司令部から与えられた課題に沿って任務遂行を継続した。
黒海艦隊主要基地-セヴァストーポリ英雄市へ戻るまでに、艦の乗組員は、対空防衛、無防備の泊地における艦の保護及び防衛、船舶航行中海域における艦の制御の複合艦上戦闘演習を実施する。
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」のセヴァストーポリ到着は、8月下旬に予定されている。
プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494)は、カリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水し、2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2016年6月9日に黒海艦隊のセヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]
以後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、6回に渡り地中海への航海を行ないました。
2016年9月下旬~10月上旬、2016年11月初頭~12月下旬、2017年2月末~3月末、2017年4月初頭~7月中旬、2017年12月初頭~2018年5月末、2018年8月下旬~10月末)
2019年2月初頭~3月下旬までセヴァストーポリの『セヴァストーポリ海洋工場』のドックへ入り、オーバーホールを行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでオーバーホールを開始する]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでのオーバーホールを完了する]
2019年4月初頭からオーバーホール後の点検も兼ねて洋上訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はオーバーホール後に戦闘訓練を開始した]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で射撃演習を行なった]
2019年4月21日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部へ到着した]
4月23日未明、同型艦「アドミラル・エッセン」及び小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」(2018年12月10日就役)と共に夜間の通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]
5月6日には、地中海沿岸の艦船駐留所(シリアのタルトゥース港)を敵のミサイル攻撃から護るという想定の対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はシリアのタルトゥース港で対空防衛演習を行なった]
5月8日~9日にキプロスのリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はキプロスへ行く]
5月13日、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」と共にシリアのタルトゥース港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォはシリアのタルトゥースへ入港した]
5月末に再びキプロスのリマソール港へ寄港し、5月31日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はキプロス訪問を終えた]
「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、その後も地中海東部に滞在し、7月16日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの発着訓練を行なった]
その後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海を離れて大西洋で行動し、8月18日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ戻りました。
今後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は母港セヴァストーポリへ向かいます。
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