デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは修理後の試験の為に出航した


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は白海への試験へ出発した】
2012年11月22日

艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」は、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」の工場航海試験プログラムの実行を開始した。
木曜日・11月22日、ロケット艦は機器準備の復旧を完了した後、白海へと去った。

同艦の海洋におけるシステム及び機器の試験プログラムは15日間を予定している。

明確にされる問題点を除去し、試験を完了した後、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は海軍へ引き渡され、常駐基地へ向かう。

機器準備の復旧及び艦の就役期間を5年間延長する工事は2010年秋に開始された。
造船所は、船体、外部装備品、バラストタンク、各種機器、推進軸ユニットグループ、その他艦載システムの修理を完了した。
潜水艦は2012年3月に造船台を出た。

戦略用途ロケット水中巡洋艦のトップであるK-51「ヴェルホトゥリエ」は、1981年2月にセヴェロドヴィンスク「北方機械製造組合」(セヴマシュ)で起工され、1984年1月に進水し、1984年12月に(海軍の)編制へ加入した。
1987年、潜水艦は、同プロジェクト艦としては初めて艦内にミサイルを搭載して北極圏への航海を完遂した。

K-51「ヴェルホトゥリエ」は、プロジェクト667BDRM「デリフィン」原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦であり、第2世代原子力潜水艦に属する。
6隻の同プロジェクト潜水艦は、ロシアの海洋核抑止戦力の基礎である。


[戦術-技術特性]
水上速力:14ノット
水中速力:24ノット
通常潜航深度:320~400メートル
限界潜航深度:550〜650メートル
自立航海期間:90日
乗組員:135~140名

[寸法]
水上排水量:11740トン
水中排水量:18200トン
全長(吃水線上で):167.4メートル
最大幅:11.7メートル
平均吃水:8.8メートル

[兵装]
潜水艦には4門の533mm魚雷発射管が装備されている。
装弾数-12発の魚雷。魚雷の代わりに24基の機雷を搭載できる。
ミサイル-16基の弾道ミサイルR-29RMの発射装置。
兵装の構成には、携帯高射ミサイル複合体9K310「イグラ-1」/9K38「イグラ-1」(装弾数8基)が在る。



[デルタIII/IV級戦略原潜]

K-51「ヴェルホトゥリエ」は、2010年から第2次近代化に着手し、2012年3月に再進水しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]


ロシア北方艦隊667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降より「ズヴェズドーチカ」第1次近代化改装を行ない、寿命を10年間延長しました。

K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年近代化完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年近代化完了
K-114「トゥーラ」:2006年近代化完了
K-117「ブリャンスク」:2008年近代化完了
K-18「カレリア」:2010年近代化完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年近代化完了

[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]

最終艦「ノヴォモスコフスク」をもって第1次近代化改装は終了したので、また一巡して「ヴェルホトゥリエ」から第2次近代化改装に着手されています。
第2次近代化改装では、寿命が更に5年間延長されます。

「ヴェルホトゥリエ」の次には、2011年12月末に火災事故を起こしたK-84「エカテリンブルク」が火災の損傷の修理も兼ねて第2次近代化を実施します。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]

現在、667BDRM戦略原潜潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」を装備していますが、今後は改良型のR-29RMU2.1「ライネル」が装備されます。
[ロシア海軍のデルタIV及びデルタIII級原潜は「ライネル」を装備する]
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