ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはアルジェリアを訪れた

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年8月26日16時1分配信
【ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はアルジェへ寄港した】
本日(8月26日)、地中海で遠距離航海任務を遂行しているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、アルジェリア人民民主共和国の首都アルジェ港への業務寄港を行なった。
北方艦隊将兵の訪問は数日間続き、この間に共和国のロシア特命全権大使イーゴリ・べリャエフが艦上へ到着し、更には大使館員の家族及びアルジェリア海軍代表の為の巡洋艦の見学旅行が行なわれる。
航海指揮官である北方艦隊のロケット艦師団参謀長アンドレイ・サロシキン1等海佐と巡洋艦の艦長ウラジーミル・クジミン1等海佐は、アルジェリア海軍司令部への表敬訪問を行なう。
艦の乗組員は、アルジェリア軍事船員との綱引き、サッカー、そして他のスポーツの競技会へ参加する。
ロシア船員の為に、アルジェリアの観光名所への幾つかのバス旅行が計画されている。
業務寄港時に巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は、食料~まず第一に新鮮な野菜と果物~の在庫を補充する。
10トン以上の積載が計画されている。
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、8月22日に地中海エリアへ入った。
北方艦隊将兵は、一連の軍事-外交任務を遂行し、幾つかの地中海諸国の港への業務寄港を行ない、ロシア海軍の他の艦隊の艦との連携を含む防衛へ指向される複合演習を実施する。
艦は、サンクトペテルブルクの主要海軍パレードへ参加する為、7月3日にセヴェロモルスクから出航した。
パレードの後、乗組員は海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加した。
基地から出航して以来、艦は約1000海里を進んだ。
ロシア北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船SB-406は、2019年7月3日にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]
これらの艦船は、7月28日の『ロシア海軍の日』の主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクのネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】
主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]
2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]
8月5日には北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
その後は北海とノルウェー海で演習を行なっていたようですが、8月12日、「マルシャル・ウスチーノフ」と救助曳船SB-406は他の北方艦隊艦船と別れ、南下して遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは遠洋航海を開始した]
この2隻に中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「ヴャジマ」】
「マルシャル・ウスチーノフ」と随伴船は北海を南下し、8月15日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは英仏海峡を通過する]
8月17日にラマンシュ海峡を通り抜けてビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは英仏海峡を通過してビスケー湾へ入った]
8月22日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
そして8月26日にアルジェリアの首都アルジェ港を訪れました。
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