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フランスはヘリ空母ミストラルの為の極東の基地建設に協力する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【フランスはロシアの「ミストラル」の為の基地創設に参加できる】
パリ、11月23日-ロシア通信社ノーボスチ

モスクワは、現在フランスで建造中のヘリコプター空母「ミストラル」型の為のロシア極東部の基地建設へのパリの協力の申し出を受ける用意がある。
金曜日、フランス駐在ロシア大使アレクサンドル・オルロフは述べた。

これに先立ち、大使は、ヘリコプター空母「ミストラル」の為、ロシアは、これらの艦に配置される小型揚陸艇を購入すると述べた。
彼によると、契約は来年に署名できる。

「私共は、更に先へ行くことが出来ます。
これらの艦は、太平洋艦隊の為に意図されております。
私共はウラジオストク付近に基地を建設し、更に、私共はフランスと協力する事が出来るでしょう」

彼は話した。

ロシア海軍の為の最初の2隻の「ミストラル」型汎用ヘリコプター空母は、以前の2国間の12億ユーロの契約の枠組みにおいてフランスで建造される。
最初の艦は2014年に、2隻目は2015年に納入される予定である。

以前、フランス国営軍事造船会社DCNSは、ロシアの為の最初のヘリコプター空母「ミストラル」の建造は順調に進んでいると発表した。

3隻目と4隻目の「ミストラル」の船体はロシア連邦において建造されるだろう。
同プロジェクトの枠組みにおいて、特に、今年8月1日、ロシア「ミストラル」の最初の2隻のトップ艦「ウラジオストク」建造の枠組み内において、サンクトペテルブルクバルト工場でプレートカットが開始された。

2013年5月には、「セヴァストーポリ」と命名された2隻目のヘリコプター空母の為のプレートカットが開始される予定である。
(2012年11月23日14時20分配信)


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

ロシア海軍の為のヘリ空母「ミストラル」型は、太平洋艦隊への配備が予定されています。

太平洋艦隊「ミストラル」型は、ウラジオストク南部のウリス湾へ配備されます。
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[ヘリ空母ミストラル型はウラジオストク市へ配置される]
[ヘリ空母ミストラルのウラジオストク(ウリス湾)配備には2-3億ルーブルを要する]

ウリス湾にはヘリ空母の為の基地設備が建設されますが、これにフランスが協力を申し出たという事のようです。
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そのウラジオストクでは、ヘリコプター空母などの新型水上艦の極東配備に備え、艦船修理工場の近代化が進められています。

『REGIONS.RU』より。
2012年4月11日配信
【ウラジオストク最大の艦船修理工場は再建される】

『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
2012年4月11日21時03分配信
【ウラジオストクの艦船修理工場は「ミストラル」の為に13億ルーブルを掛けて再建される】

ウラジオストク第178艦船修理工場は、「ミストラル」型を含む新世代艦に対応できるように施設を近代化し、35600トン級浮きドックの導入、ディーゼル潜水艦修理用の5000トン級ドックの建設、現在の第1乾ドックの全天候型への改装などが行なわれるとの事です。
近代化計画の実施期間は、今年(2012年)から2027年までの16年間に渡ります。
近代化計画の最初の5年間で13億ルーブルが拠出されます。


記事中で触れられていますが、ロシア大使アレクサンドル・オルロフ氏は、ロシア海軍「ミストラル」の搭載揚陸艇としてフランスからカタマラン(L-CAT)を購入すると述べています。
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[ロシアはフランスから揚陸艇L-CATを購入する]
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