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ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する


『タス通信』より
2019年9月10日2時51分配信
【(ロシア)国防省は、巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」が何時(ロシア)海軍へ引き渡されるのかについて話した】
セヴェロドヴィンスク/アルハンゲリスク州、9月9日/タス通信

『セヴマシュ』における重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化を伴う修理の進捗状況は50パーセントであり、2022年末に艦は海軍へ引き渡される。
月曜日、ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコは報道陣へ伝えた。

「これは、(ロシア)海軍で最も強力な艦となります。
我々の作業中の検査では、艦の準備状態は、現在50パーセントの水準です」

彼は話した。

クリヴォルチコは、国防省が厳密な資金供給を保障している事を指摘した。
「今年の作業には、295億ルーブルが拠出されます」
「我々と『セヴマシュ』社が合意したように、艦の受領は2022年末を予定しております。
この期限が疑いを引き起こす事は有りません」
国防次官
は強調した。

「アドミラル・ナヒーモフ」が、どのような兵器を装備するのかという質問に答え、彼は話した。
「疑いの余地なく、これは、遠距離高精度兵器で武装する最新の巡洋艦となります。
艦の防護は、対空防衛複合体フォルト-M及びパーンツィリ-Mと、強力な対潜兵器パケート-NK及びオトヴェートにより保障されます」

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巡洋艦は1983年5月17日に起工された。
当初の名前は「カリーニン」であり、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日に北方艦隊へ加入した。
1992年4月22日に「アドミラル・ナヒーモフ」と改名された。

1999年から『セヴマシュ』で修理されている。
実際の修理及び高度な近代化の作業は2013年に始まった。
作業が完了した後、巡洋艦は、有翼ミサイル「カリブル-NK」「オーニクス」、そして将来的には「ツィルコン」を兵装として受け取る。



プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日からは『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しています。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]

既にタービンエンジンの修理も始まっています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

2015年8月末までに「アドミラル・ナヒーモフ」の古い各種機器の撤去、解体作業は完了し、続いて艦の清掃や洗浄などが行なわれました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

「アドミラル・ナヒーモフ」の船体の清掃などと並行して行なわれていた船体構造の点検では特に問題点は見つからず、ショットピーニングなどの作業が終わった後、新たな各種機器の設置作業へ取り掛かります。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは船体構造の点検を終えた]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)は既に発注されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」も装備されます。
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは近代化される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフに搭載される]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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上記のように、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠して改装作業を行なっていますが、貯水池から出て再進水するのは2021年になります。

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

今回、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』を視察したロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコ氏は、「アドミラル・ナヒーモフ」の工事進捗度は2019年9月9日の時点で50パーセントであり、2022年末に工事を終えてロシア海軍へ復帰すると発言しました。


近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]
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