空母ヴィクラマーディティヤは2013年7月3日から再び航海試験を開始する
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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は2013年夏に海へ出る】
2012年11月23日
インドの航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)は、2013年7月初頭に航海試験の続きを行なう。
(ロシア)海軍総参謀部の情報によると、航空母艦は、7月3日に海洋へ出航する予定である。
これに先立ち、同艦は2ヶ月間に渡り「セヴマシュ」のドックへ入渠し、水面下部分の点検を行なう。
航海試験プログラムは完全に実行されると海軍総参謀部は付け加えた。
以前、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」のインド側への引き渡しの公式セレモニーは、2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月、艦の試験の第2段階において、多くの問題点が明らかになった。
「アドミラル・ゴルシコフ」を近代化してインド海軍へ売却するという軍事技術協力分野における最大の輸出契約は、2004年にロシアで締結され、ロシア連邦は7億5000万ドルで艦の近代化を提供する事とされた。
当初は、2008年に発注主へ艦を引き渡す計画だったが、作業量の増加の為、納入は何度も延期された。
新たな契約額は23億ドルとなった。
現在までに航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、ロシアの造船企業「セヴマシュ」で大規模な再建造が行なわれた。
艦は、飛行甲板並びに戦闘機MiG-29Kを離艦させる為のトランポリン台と最新の機器を装備している。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]
今年(2012年)12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]
[空母ヴィクラマーディティヤの修理には3ヶ月以上掛からない]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される]
10月末、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ氏は、空母「ヴィクラマーディティヤ」は2013年末までに引き渡されると発言しました。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される]
これまで「ヴィクラマーディティヤ」に関する情報は、ロシア造船企業(防衛産業)側から出ていましたが、今回はロシア海軍側から出た情報です。
「ヴィクラマーディティヤ」の航海試験にはロシア海軍将兵(重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」乗組員)も参加しているので、全く無関係というわけではありません。
「ヴィクラマーディティヤ」艦長イーゴリ・リャブコ1等海佐(右)
「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ(左)

「ヴィクラマーディティヤ」のロシア海軍乗員

今回の記事によると、2013年7月3日の出航の前に2ヶ月間「セヴマシュ」のドックで点検を行なうとの事ですから、屋外特設造船台へ入渠するのでしょう。

かつて「ヴィクラマーディティヤ」は、2005年11月30日から2008年12月4日まで、この造船台に入渠していました。

[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その1]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その2]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その3]
[インド空母「ヴィクラマーディティヤ」進水]
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