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ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は造船台を出た



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年9月12日11時12分配信
【太平洋艦隊の為のコルベットはコムソモリスク・ナ・アムーレ造船工場の造船台を出た】
ハバロフスク、9月12日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の為に建造されているプロジェクト20380多目的警備艦「アルダル・ツィジェンジャポフ」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』(『統合造船業営団』へ加入)の造船台を出た。
(ハバロフスク)地方政府は木曜日に発表した。

「コムソモリスク・ナ・アムーレの『アムール造船工場』の造船台からのプロジェクト20380多目的警備艦アルダル・ツィジェンジャポフの出渠式典が開催されました。
コルベットは(浮き)ドックへ設置され、その後に艤装作業及び試験が始まります」

声明では、こう述べられた。

会合には、ハバロフスク地方の指導者、ロシア国防省、海軍及び『統合造船業営団』の代表、『アムール造船工場』の専門技術者が参加した事が指摘された。

「アルダル・ツィジェンジャポフ」は、『アムール造船工場』で建造されるコルベットシリーズの3番艦である。
その起工は2015年に行なわれ、ロシア連邦太平洋艦隊への引き渡しは2020年に計画されている。
最初の2隻のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」は既に太平洋艦隊の一員として在る。
第4の「リェーズキー」は2021年に海軍へ増強される。



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現在、ロシア極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの建造が進められています。

1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、2017年7月20日に就役しました。
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[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2隻目の「グロームキー」(2012年4月20日起工、2017年7月28日進水)は、2018年12月25日に就役しました。
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[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、2015年7月22日に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]

2019年9月12日に造船台を出渠(進水)しました。
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なお、『アムール造船工場』では、コルベットの進水式典の際、シャンパンを割る女性として、同社職員から「コルベットの花嫁」が選ばれていますが、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「花嫁」は、今年3月に選定されています。


「コルベットの花嫁」アンナ・スビヤコワ
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「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の就役は2020年に予定されています。

4隻目の「リェーズキー」は、2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
就役は2021年に予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]


この他、サンクトペテルブルク『北方造船所』で建造されている20380の兵装強化型20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」(2012年2月1日起工、2017年6月30日進水)も太平洋艦隊向けであり、2019年12月の就役が予定されています。
[プロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2019年末までにロシア海軍へ引き渡される]
「グレミャーシチー」は、就役前の2019年9月には極東へ回航されます。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2019年9月に北極海経由で極東へ回航される]

2013年7月25日に起工された20385の2番艦「プロヴォールヌイ」も、就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]
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