ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとロケット艇2隻は太平洋で対艦ミサイルを発射した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年9月14日4時40分配信
【太平洋艦隊の艦艇は演習中に太平洋上の目標へ有翼ミサイル打撃を与えた】
本日の太平洋艦隊の沿海地方多種戦力小艦隊の試験戦術演習中、太平洋海域で海上目標への有翼ミサイル射撃が実施された。
太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、約500km離れた標的船への有翼ミサイル複合体「ヴルカーン」の発射を実施した。
客観的観測データによると、指定時間にミサイルは目標を撃破した。
更に、ロケット艇R-14とR-18から成るロケット艇打撃グループは、仮想敵水上艦を模した海上曳航盾へ、2基の有翼ミサイル「モスキート」によるミサイル打撃を与えた。
ミサイル発射は最大距離で実施された。
130km以上離れた標的の撃破が確認された。
戦闘訓練海域の安全保障は、太平洋艦隊の20隻以上の戦闘艦及び補助船、太平洋艦隊海上航空隊の航空機Tu-142、Il-38、MiG-31により行なわれた。
2019年8月15日午前5時頃、ロシア海軍のスラバ級ミサイル巡洋艦、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦、ウダロイI級駆逐艦が宗谷海峡を通過し、オホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年8月15日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
スラバ級ミサイル巡洋艦(011):ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(太平洋艦隊旗艦)
ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦(715):戦隊水雷艦「ブイストルイ」
ウダロイI級駆逐艦(564):大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
8月24日~25日、ウダロイI級駆逐艦、ステレグシチー級フリゲート、タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇、タランタルII級ミサイル護衛哨戒艇、マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦が宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年8月26日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
ウダロイI級駆逐艦(548):大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
ステレグシチー級フリゲート2隻:コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(333)、「グロームキー」(335)
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇2隻:大型ロケット艇R-14(924)、R-18(937)
タランタルII級ミサイル護衛哨戒艇:大型ロケット艇R-79(995)
マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦:複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」
これらの艦船は、8月27日にオホーツク海で演習を行ないました。
"[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はオホーツク海で演習を行なった]
8月29日にはカムチャツカ半島の軍港(おそらくペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はカムチャツカ半島へ到着した]
9月初頭、先にオホーツク海へ入っていたナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と、後から入った大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、オホーツク海で対艦ミサイルの迎撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]

9月3日、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」は、太平洋側(つまりクリル諸島の南側の海域)へ移動して対潜戦闘訓練を行ないました。
9月4日、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」は、引き続き太平洋側で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対潜戦闘訓練を行なった]
9月5日、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」とコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、カムチャツカ沖で海上標的への砲撃訓練を行ないました。
同日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と駆逐艦「ブイストルイ」は、カムチャツカ沿岸への対地砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
9月7日夜~9月8日未明、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」は、アヴァチンスキー湾に停泊中、水中工作部隊の襲撃を撃退する訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦2隻とコルベット2隻はカムチャツカ沖で水中工作部隊の撃退訓練を行なった]
9月14日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」とロケット艇R-14、R-18は、太平洋側へ移動して対艦ミサイルを発射しました。
(「ワリャーグ」は超音速長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」、R-14とR-18は超音速中距離対艦ミサイル「モスキート」を発射)
ロケット艇R-14(1991年12月28日就役)

ロケット艇R-18(1992年8月24日就役)

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