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ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年9月15日18時25分配信
【開発者はユニークなロシアの新型コルベット「メルクーリイ」について話した】
モスクワ、9月15日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト20386艦の副設計主任アレクサンドル・ダドゥイキンは、テレビ局『ズヴェズダー』の放送で、最新のロシアコルベット「メルクーリイ」の鍵となる特徴を明らかにした。

彼によると、コルベットは、その前任者と比べて造船要素の特性が改善されている点で異なっており、遠海や大洋ゾーンにおける課題の解決が可能となった。

「我々は、電流による電動機で経済航行速度を保障できます。
他の速度、20~30ノットは、タービンエンジンの漸進運転により達成されます」

彼は指摘した。

これに加え、変更は、コルベットの幾つかの特徴的な構造にも及んでいる。

「このような排水量は、我々の海軍の艦では初めてです。
ちなみに、世界には、これと同じようなものは確実に無いでしょう。
ヘリコプターは、上部甲板の下の格納庫へ収納、保管されます」
ダドゥイキン
は言った。

彼によると、これにより、「メルクーリイ」は変換区画へのモジュール兵装の積載が可能となる。

プロジェクト20386コルベットの主要打撃兵器は、ミサイル複合体「ウラン」になる。
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更に「メルクーリイ」には、ダドゥイキンによれば、艦首水中アンテナ及び曳航アンテナステーションで構成される水中監視システムが提供される。

艦は更に、魚雷・対魚雷複合体を装備する。

更に、プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」のように、「メルクーリイ」は、可変ピッチ静音スクリューを受け取る。
ダドゥイキンによれば、これは、艦の低騒音性の向上を可能にする。

プロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」は、モジュール原理兵装を実現し、無人機の駐留が可能な新世代艦である。
トップ艦は2016年に起工された。

ロシア軍は、「メルクーリイ」を2022年に受け取る。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。

「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
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