ロシア黒海艦隊艦船支隊はガザ地区からのロシア人避難を準備する

2012年11月23日、ロシアの主要メディアは、ロシア黒海艦隊の艦船をガザ地区沖へ派遣すると報じました。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?]
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その続報。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【地中海の黒海艦隊艦船はガザからロシア人を連れ出す準備を行なう】
モスクワ、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊艦船支隊地中海東部に到着し、パレスチナ-イスラエル紛争がエスカレートした場合、必要ならばロシア人の避難活動を開始する事が出来る。
ロシア連邦海軍総司令部の情報提供者は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「黒海艦隊艦船支隊は地中海の指定海域に到着し、ロシア市民を避難させる指示を待っています」
彼は話した。

情報提供者は、海軍が地域紛争の状況を監視し、ロシア人の避難活動の可能性のオプションを検討していると述べた。


先週水曜日、アメリカエジプトの一貫した調停により、イスラエルガザ地区のパレスチナ人グループとの間で停戦が成立した。
それは「小康状態と引き換えの小康状態」という原則に基づいている。
"
しかし、金曜日、イスラエル軍ガザ地区の住民グループに発砲し、1名が死亡、約15名が負傷した。
これは、停戦から半日後に起きた最初の武器使用事件である。

一方、ロシアセルゲイ・ラブロフ外相は、停戦は重要な成果であるが、まだ不十分であり、紛争解決の為にはイスラエルパレスチナ間の直接対話が必要であると述べた。
(2012年11月24日13時30分配信)


『ロシア通信社ノーボスチ・英語版』より
2012年11月24日18時44分配信
【ロシア軍艦はガザから自国民を避難させる為にスタンバイする】
内容はロシア語版と同じです。


この黒海艦隊艦船支隊は、元々はソマリア沖へ向かうと発表されていた部隊であり、11月21日に地中海東部に集結しました。
[ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した]

今回の記事では艦船名が出ていませんが、地中海東部に居る黒海艦隊艦船支隊は、以下の艦船で構成されています。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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大型揚陸艦「サラトフ」
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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なお、今回の情報の出所も、前回と同様に「ロシア海軍総司令部の匿名の情報提供者」です。
ロシア海軍の公式筋からの情報ではありません。

言い換えれば、この数日間、ロシアのメディア(ロシア通信社ノーボスチを含む)は、ロシア海軍の公式筋(ロシア海軍広報サービス)から情報を得る事が出来ない状態に在ります。

因みに、現在、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、視察の為に極東方面(太平洋艦隊)へ出張しており、総司令部には居ません。
これに伴い、スタッフも随行している為でしょうか。
(ロシア海軍総司令部の広報官は、海軍総司令官の補佐官と兼任)
【ロシア海軍情報供給課長アンドレイ・セメノヴィチ・タラマン】


記事中でも触れられていますが、ガザ地区では、11月21日にイスラエルイスラム原理主義組織ハマスの間で停戦が成立しました。
【ガザ地区、エジプトが仲介した停戦が発効】

しかし、それから数日後にイスラエル兵パレスチナ人に発砲し、1名を射殺する事件が起こっています。
【停戦のガザ地区でイスラエル兵発砲 1人死亡】


いつ何時停戦が破られるか分からない情勢なので、ロシア艦隊地中海東部で待機するという事のようですが・・・
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