ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャへ向かった
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年9月23日12時47分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はセヴァストーポリから地中海へ出発した】
本日、黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」は、連合部隊司令官の将旗の下でセヴァストーポリから出航し、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスへ進路を取った。
遠距離航海中にロシア船員はギリシャのコルフ(ケルキラ)島とヴィド島を訪れ、1799年に島を外国による占領から解放したロシア船員の指揮官である高名なフョードル・ウシャコーフ提督の記念日の枠組みで、公共フォーラム行事『イオニア諸島のロシア週間』へ参加する。
遠距離航海中の艦には、ロシア海軍の主要イコン『聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ』が在り、コルフ島及びシリアのロシア海軍地中海艦船グループの駐留所タルトゥース港へ持参する。
フリゲート「アドミラル・マカロフ」の地中海への航海は、黒海艦隊司令官イーゴリ・オシポフ中将の指揮下で行なわれる。
プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まって慣熟訓練を行ない、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後、北方艦隊及びバルト艦隊の参加艦と共にバルト海で合同演習を行ないました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]
2018年8月18日、「アドミラル・マカロフ」は黒海艦隊基地セヴァストーポリへの移動を開始しました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かった]
2018年8月末までに地中海東部へ到着し、同海域で9月1日から8日まで実施されたロシア海軍とロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
その後も地中海東部に留まっていましたが、10月4日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去り、黒海へ向かった]
翌10月5日、黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]
セヴァストーポリ到着後、「アドミラル・マカロフ」の舷側番号は「499」に変更されました。
(就役時は「799」)
11月5日にセヴァストーポリを出航し、11月6日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ入る]
11月16日、同型艦「アドミラル・エッセン」と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]
11月20日には「アドミラル・エッセン」と共に対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]
その後も「アドミラル・マカロフ」は地中海東部に留まっており、12月28日にキプロスのリマソール港へ入港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた]
12月29日にリマソール港を去りました。
「アドミラル・マカロフ」は、2019年の新年を洋上(地中海東部)で迎えました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で2019年の新年を迎える]
2019年1月中旬、「アドミラル・マカロフ」は、シリアのタルトゥース港で乗組員の錬成訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で乗組員の慣熟訓練を始めた]
2月1日には、対空防衛訓練を実施しました。
(おそらくはタルトゥース港に停泊した状態で)
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛訓練を行なった]
シリアのタルトゥース港には、ロシア海軍の物資補給所が置かれています。
[タルトゥースのロシア海軍基地に関するロシアとシリアの協定は批准された]
その後、「アドミラル・マカロフ」はタルトゥースを出航し、2月11日に再びキプロスのリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は再びキプロスのリマソール港へ寄港した]
2月13日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソール港を去った]
「アドミラル・マカロフ」は、その後も地中海東部に滞在していましたが、3月4日にダーダネルス海峡へ入り、母港セヴァストーポリへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]
翌3月5日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリへ帰投した]
2019年7月にはクリミア半島の固定式地対艦ミサイル「ウチョス」と共に演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"と地対艦ミサイル"ウチョス"は演習を行なった]
2019年8月末の黒海艦隊演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の演習は完了した]
9月23日にセヴァストーポリを出航し、ギリシャへ向かいました。
ギリシャのコルフ島(ケルキラ島)は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍のフョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島をフランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
記事中に登場する主要イコン『聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ』とは、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)~イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部です。
2015年9月22日にロシア海軍の警備艦「スメトリーヴイ」がギリシャを訪問した際にギリシャ側から譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年9月23日12時47分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はセヴァストーポリから地中海へ出発した】
本日、黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」は、連合部隊司令官の将旗の下でセヴァストーポリから出航し、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスへ進路を取った。
遠距離航海中にロシア船員はギリシャのコルフ(ケルキラ)島とヴィド島を訪れ、1799年に島を外国による占領から解放したロシア船員の指揮官である高名なフョードル・ウシャコーフ提督の記念日の枠組みで、公共フォーラム行事『イオニア諸島のロシア週間』へ参加する。
遠距離航海中の艦には、ロシア海軍の主要イコン『聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ』が在り、コルフ島及びシリアのロシア海軍地中海艦船グループの駐留所タルトゥース港へ持参する。
フリゲート「アドミラル・マカロフ」の地中海への航海は、黒海艦隊司令官イーゴリ・オシポフ中将の指揮下で行なわれる。
プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まって慣熟訓練を行ない、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後、北方艦隊及びバルト艦隊の参加艦と共にバルト海で合同演習を行ないました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]
2018年8月18日、「アドミラル・マカロフ」は黒海艦隊基地セヴァストーポリへの移動を開始しました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かった]
2018年8月末までに地中海東部へ到着し、同海域で9月1日から8日まで実施されたロシア海軍とロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
その後も地中海東部に留まっていましたが、10月4日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去り、黒海へ向かった]
翌10月5日、黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]
セヴァストーポリ到着後、「アドミラル・マカロフ」の舷側番号は「499」に変更されました。
(就役時は「799」)
11月5日にセヴァストーポリを出航し、11月6日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ入る]
11月16日、同型艦「アドミラル・エッセン」と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]
11月20日には「アドミラル・エッセン」と共に対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]
その後も「アドミラル・マカロフ」は地中海東部に留まっており、12月28日にキプロスのリマソール港へ入港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた]
12月29日にリマソール港を去りました。
「アドミラル・マカロフ」は、2019年の新年を洋上(地中海東部)で迎えました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で2019年の新年を迎える]
2019年1月中旬、「アドミラル・マカロフ」は、シリアのタルトゥース港で乗組員の錬成訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で乗組員の慣熟訓練を始めた]
2月1日には、対空防衛訓練を実施しました。
(おそらくはタルトゥース港に停泊した状態で)
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛訓練を行なった]
シリアのタルトゥース港には、ロシア海軍の物資補給所が置かれています。
[タルトゥースのロシア海軍基地に関するロシアとシリアの協定は批准された]
その後、「アドミラル・マカロフ」はタルトゥースを出航し、2月11日に再びキプロスのリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は再びキプロスのリマソール港へ寄港した]
2月13日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソール港を去った]
「アドミラル・マカロフ」は、その後も地中海東部に滞在していましたが、3月4日にダーダネルス海峡へ入り、母港セヴァストーポリへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]
翌3月5日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリへ帰投した]
2019年7月にはクリミア半島の固定式地対艦ミサイル「ウチョス」と共に演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"と地対艦ミサイル"ウチョス"は演習を行なった]
2019年8月末の黒海艦隊演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の演習は完了した]
9月23日にセヴァストーポリを出航し、ギリシャへ向かいました。
ギリシャのコルフ島(ケルキラ島)は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍のフョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島をフランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
記事中に登場する主要イコン『聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ』とは、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)~イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部です。
2015年9月22日にロシア海軍の警備艦「スメトリーヴイ」がギリシャを訪問した際にギリシャ側から譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]
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