カムチャツカでロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊と海軍航空隊の演習が行なわれた
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2019年)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年10月5日7時28分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海軍歩兵旅団の双務演習へ艦隊海上航空隊の約15機の航空機及びヘリコプターが参加した】
カムチャツカで実施された太平洋艦隊海軍歩兵連合部隊の双務戦術演習へ、ロシア北東軍集団の混成航空連隊の高空迎撃戦闘機MiG-31、対潜航空機Il-38、輸送航空機An-26、艦上輸送戦闘ヘリコプターKa-29及び無人飛行装置「フォルポスト」と「オルラーン」が参加した。
合計で約15機の飛行装置が関わった。
戦闘機MiG-31乗員は演習の活動段階中、海上揚陸部隊及び空中降下部隊の上陸ゾーンにおける低高度及び中高度での操縦、更には海軍歩兵部隊の防衛行動段階における敵位置へ爆撃による打撃を与える模擬空中攻撃へ取り組んだ。
対潜航空機Il-38は偵察飛行を実施し、仮想敵の揚陸艦及び揚陸防護支隊の捜索を行ない、更には沿岸部隊の戦闘射撃実施期間中に隣接する射爆場水域の安全を保障した。
演習実施中の航空機の飛行の特徴は、ペアを構成して水面上及び沿岸ゾーンを低空及び超低空で飛行した事に在った。
カムチャツカの条件での初めての実地任務遂行の為、演習へ輸送戦闘ヘリコプターKa-29が参加し、海軍歩兵を支援し、太平洋の沿岸の目標へ直接に航空ロケット打撃を与えた。
部隊の行動の客観的な監視、更には抵抗側の目標の偵察を行なう為、演習では広範囲に無人飛行装置「オルラーン-10」及び「フォルポスト」が使用された。
カムチャツカ半島には、ロシア太平洋艦隊のクラスノダール-ハバロフスク2度赤旗授与・第40独立海軍歩兵旅団が駐留しています。
元々は第3独立海軍歩兵連隊という名称でしたが、2014年に第40独立海軍歩兵旅団へ改編されました。
[ロシア海軍歩兵の2個連隊は旅団に改編される]
第40独立海軍歩兵旅団は、2017年12月からT-80BV戦車の配備が始まっています。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月6日5時47分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海軍歩兵連合部隊は新たな戦車T-80BVを受領した】
カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31と対潜哨戒機Il-38が駐留しています。
更に、以前には予備役保管されていた戦闘輸送ヘリコプターKa-29が修復され、太平洋艦隊海軍航空隊にも配備されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]
今回、カムチャツカで行なわれた第40独立海軍歩兵旅団の演習には、太平洋艦隊海軍航空隊のMiG-31、Il-38、Ka-29、そして無人機が参加しました。
演習は、第40独立海軍歩兵旅団が、上陸する側と、それを迎え撃つ側に分かれて行なわれました。
本来は迎撃戦闘機であるMiG-31ですが、今回の演習では、上陸してくる敵部隊への爆撃を行ないました。
対潜哨戒機Il-38も、敵の揚陸部隊の偵察などに使用されました。
現在、ロシア海軍歩兵は5個旅団などで構成されています。
[北方艦隊]
キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団(スプートニク)
[太平洋艦隊]
第155独立海軍歩兵旅団(ウラジオストク)
クラスノダール-ハバロフスク2度赤旗授与・第40独立海軍歩兵旅団(ペトロパブロフスク・カムチャツキー)
[バルト艦隊]
スヴォーロフ及びアレクサンドル・ネフスキー勲章授与・第336べラストク親衛独立海軍歩兵旅団(バルチースク)
[黒海艦隊]
ジューコフ勲章授与・ソヴィエト社会主義共和国連邦成立60周年記念・第810親衛独立海軍歩兵旅団(セヴァストーポリ)
第382独立海軍歩兵大隊(テムリュク)
[カスピ小艦隊]
第414独立海軍歩兵大隊(カスピースク)
第727独立海軍歩兵大隊(アストラハン)
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