ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テロ訓練を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年10月10日3時33分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テログループの訓練を実施した】
本日、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、東シナ海で対テログループの訓練を実施した。
外国港及び狭い場所を航行する際に艦船支隊の安全を保障する特殊部隊の将兵は、海上移動中に艦を高速小型目標の攻撃の脅威から防衛する課題へ取り組んだ。
訓練中、危険な目標を模した標的を撃破する為、大口径砲及びカラシニコフ自動小銃からの射撃を実施した。
対テログループは、艦内班と連携して工作部隊及び手段へ対抗した。
本日に部隊の将兵は、疑わしい船舶の臨検訓練を実施した。
特に、組織的通信、特殊装備及び兵器の訓練、船を検査する臨検チームの行動方法の改善が行なわれた。
太平洋艦隊の沿海地方小艦隊の師団司令官アレクサンドル・シュヴァルツ1等海佐指揮下の太平洋艦隊艦船支隊は、アジア-太平洋地域における遠距離航海任務を遂行する為、10月1日に艦隊主要基地ウラジオストク市から出航した。
太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、他の太平洋艦隊所属艦船と共に2019年8月中旬~下旬に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、8月末~9月中旬に掛けてオホーツク海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとロケット艇2隻は太平洋で対艦ミサイルを発射した]
「ワリャーグ」と「アドミラル・パンテレーエフ」は、9月17日に宗谷海峡を西進して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ戻りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年9月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2019年10月1日、「ワリャーグ」と「アドミラル・パンテレーエフ」は、中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)を伴い、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
艦船支隊指揮官は、第36水上艦師団司令官アレクサンドル・シュヴァルツ1等海佐です。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはアジア-太平洋地域への遠距離航海を開始した]
10月7日に対馬海峡を通過して東シナ海へ出ました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年10月8日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
10月10日に東シナ海で対テログループの訓練を行ないました。
今回の太平洋艦船支隊の航海期間は3ヶ月以上になるとの事ですから、ウラジオストクへ帰投するのは2020年1月初頭でしょう。
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