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ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年10月10日10時15分配信
【北方艦隊は演習中にバレンツ海での戦力の複合使用へ取り組む】

北方艦隊の15隻以上の艦、潜水艦、支援船は、夏季演習期間の戦闘訓練活動のテストへ取り組む目的で恒久駐留地点からバレンツ海へ出航した。

対潜演習任務を保障する為、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」小型対潜艦「スネシュノゴルスク」で構成される打撃艦グループとの合同行動へ取り組む航空機Il-38Tu-142が上がった。
飛行士と対潜艦船員は、仮想敵潜水艦の捜索を行ない、対潜戦闘の全ての複合活動~潜水艦との接触の確立から、海上および航空攻撃手段による仮想破壊まで~へ取り組んだ。

北方艦隊潜水艦及び水上艦の駐留地点からの出航の保障は、コラ多種戦力小艦隊水域防護艦により行なわれた。
基地掃海艦「コテリニチ」、「エリニヤ」、「ソロヴェツキー・ユンガ」で構成される機雷掃海グループは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる戦闘艦・支援船グループの展開ルートの「敵」機雷の捜索と破壊へ取り組んだ。
後方任務を遂行し、海上での捜索救助を保障する為、砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」、多機能輸送船「エリブルス」、補助艦隊の他の複数の船が出航した。

仮想敵水上部隊の攻撃からのグループの戦闘安定性は、小型ロケット艦「アイスベルク」「ラッスヴェート」により保障され、更に対空防衛任務へ取り組む。

北方艦隊の艦船乗組員の演習は一昼夜に渡って続く。
海上で指示された任務を遂行した後、基礎部隊の集結へ取り組み、そして艦船は恒久駐留地点へ戻る。



ロシア北方艦隊旗艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2019年4月初頭から4月末までバレンツ海ノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

演習中の4月18日には就役21周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役21周年を迎えた]

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役)と砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」(2017年11月30日就役)は、2019年8月初頭から9月末までの北方艦隊北極海遠征へ参加しました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]

多機能後方支援船「エリブルス」(2018年4月9日就役)は、2019年2月下旬から7月下旬までフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2019年10月10日、これらを含めた15隻以上の北方艦隊の艦船はバレンツ海へ出航して演習を開始しました。
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