FC2ブログ

カラクルト級小型ロケット艦2番艦ソヴィェツクはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された

2019年10月12日、プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の2番艦「ソヴィェツク」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月12日13時15分配信
【バルチースクで最新小型ロケット艦「ソヴィェツク」の海軍旗掲揚式典が開催された】

本日(10月12日)、バルチースクにおいて、バルト艦隊の為に造船工場『ペラ』で建造された最新のプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦「ソヴィェツク」の旗竿へのロシア連邦海軍旗初掲揚式典が開催された。

式典には、バルト艦隊司令部、造船企業の代表、バルチースク海軍基地ロケット艦艇連合部隊の将兵が参加した。
ロシア連邦国歌が鳴り響く中、艦へ聖アンドレイ旗が掲揚された。

この出来事に先立ち、工場航行試験及び国家試験プログラムは滞りなく実行され、その過程で全ての艦載システム及び兵装が直接に点検された。
その後、国家受領委員会は、工場製造者からロシア海軍への小型ロケット艦の受領証書へ署名した。
海軍総司令官の指示により、「ソヴィェツク」バルト艦隊の戦闘編制へ加わり、バルチースク海軍基地ロケット艦艇連合部隊で勤務に就く。

「ソヴィェツク」は、バルト艦隊の戦闘編制へ加わった同プロジェクトの2番目の艦となる事は注目される。
1番艦「ムィティシ」は、2018年12月にバルト艦隊へ加わった。



プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の2番艦「タイフーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で1番艦「ウラガーン」(後にムィティシと改名)と共に起工されました。
19-0227f.jpg
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]

「タイフーン」は2017年11月24日に進水しました。

[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦カラクルト級2番艦タイフーン進水(2017年11月24日)]

その後、「タイフーン」「ソヴィェツク」と改名されました。

「タイフーン」改め「ソヴィェツク」は、当初は2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、サンクトペテルブルク工場『ズヴェズダー』が製造するディーゼルエンジンM-507D-1-01の納入が遅延した事により、実現しませんでした。
19-0227e.jpg
19-0227g.jpg

ディーゼルエンジンM-507D-1-01
19-0227j.jpg

航行試験の開始時期も再三に渡り延期され、最近では、2019年5月16日に出航する予定となっておりましたが、これも遅れ、5月20日に延期されました。
19-0521d.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年5月16日17時1分配信
【「カリブル」を持つ第2の「カラクルト」は5月20日に試験へ出発する】

2019年5月20日、「タイフーン」改め「ソヴィェツク」は、最初の航行試験を行なう為、『ペラ』造船所の岸壁を離れ、ラドガ湖へ出航しました。


[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ソヴィェツク(タイフーン)、航行試験開始(2019年5月20日)]

5月28日までに「ソヴィェツク」ラドガ湖での最初の試験を終え、『ペラ』造船所へ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ソヴィェツク(タイフーン)はラドガ湖での最初の航行試験を完了した]
18-0506h.jpg

その後、「ソヴィェツク」クロンシュタットへ移動し、6月19日にバルチースク基地へ向かいました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ソヴィェツク(タイフーン)は洋上試験を続ける為にバルチースク基地へ向かった]
19-0624b.jpg
バルチースク基地到着後、6月28日からバルト海での航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ソヴィェツク(タイフーン)はバルト海で洋上試験を開始した]

バルト海で航行試験を行なった後、7月15日までに『ペラ』造船所へ戻りました。
19-0811a.jpg

7月28日の『ロシア海軍の日』には、1番艦「ムィティシ」(2018年12月17日就役)と共にサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
19-0811c.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


観艦式が終わった後にバルト海での試験を再開し、8月9日には76mm砲AK-176の砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ソヴィェツク(タイフーン)はバルト海で砲撃試験を行なった]

8月18日には、AK-176及びAK-630M 30mm機関砲による対空射撃試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ソヴィェツク(タイフーン)はバルト海で対空射撃試験を行なった]

その後、洋上試験を完了し、2019年10月12日にバルチースク海軍基地ロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入されました。
[カラクルト級小型ロケット艦2番艦タイフーン改めソヴィェツクは2019年10月末にロシア海軍へ就役する]

10月14日、艦名の元となったカリーニングラード州ソヴィェツク市と後援協定を締結しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月14日16時50分配信
【小型ロケット艦「ソヴィェツク」はカリーニングラード州のソヴィェツク市行政府と後援に関する合意を締結した】

これでバルト艦隊には、打撃ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する最新の小型ロケット艦が4隻配備されました。
(プロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」、プロジェクト22800小型ロケット艦「ムィティシ」、「ソヴィェツク」)
関連記事
スポンサーサイト