ロシア海軍黒海艦隊の最新哨戒艦ワシーリー・ブイコフはギリシャへ向かった
- カテゴリ:プロジェクト22160哨戒艦

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2019年10月16日10時18分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」は地中海へ入った】
黒海艦隊の哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」乗組員は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスを通過し、公式訪問の為にギリシャのピュロス港へ向かっている。
訪問中にロシア艦の乗組員は、ナヴァリノの海戦192周年に捧げられる行事へ参加し、
その枠組みにおいてピュロスの3提督広場でギリシャ、ロシア、グレートブリテン、フランス旗の掲揚式典が開催され、歴史的に有名な会戦を再現し、その後、海戦で戦死したロシア船員の墓地への献花が行なわれ、生神女就寝祭の主教座教会の場所で聖体礼拝が行なわれる。
「ワシーリー・ブイコフ」のピュロス到着は10月19日に計画されている。
[参照]
ロシア、ブリテン、フランス連合戦隊とオスマン艦隊の海戦は、1827年10月20日にナヴァリノ湾で起こった。
連合艦隊の海戦での勝利は、ギリシャ人の独立を目指す国民闘争の高揚に決定的な影響を及ぼした。
プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は、ロシア内陸部に位置するタタールスタン共和国の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年2月26日に起工され、2017年7月23日に進水し、2018年12月20日にノヴォロシースク海軍基地で海軍旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
[新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


就役後、ノヴォロシースク海軍基地で乗組員の慣熟訓練を行ない、2019年1月9日にはダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはダメージコントロール訓練を行なった]
その後も基地での各種訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは洋上訓練の準備を進めている]
2月25日、「ワシーリー・ブイコフ」は海上での戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは洋上で砲撃訓練を行なった]
3月7日には、砲撃訓練の他に、有翼ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練も行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは黒海で戦闘訓練を行なった]
3月8日にはトルコ海軍の艦との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍とトルコ海軍は黒海東岸で合同演習を行なった]
3月20日にはノヴォロシースク海軍基地で小型対潜艦「エイスク」(1990年2月28日就役)と共に対空戦闘訓練を行ないました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年3月20日9時23分配信
【ノヴォロシースク海軍基地の艦の乗組員は演習中に対空防衛の問題へ取り組んだ】
3月21日、「ワシーリー・ブイコフ」はノヴォロシースク海軍基地でダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはノヴォロシースクでダメージコントロール訓練を実施した]
3月27日にはノヴォロシースク沖で実弾射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはノヴォロシースク沖で射撃訓練を実施した]
4月5日にセヴァストーポリへ入港しました。

5月中旬に出航し、5月21日にセヴァストーポリへ帰港しました。

6月10日、「ワシーリー・ブイコフ」はセヴァストーポリを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはバルト海へ向かった]
6月11日には黒海と地中海を結ぶボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過する]
その後、地中海へ入って同海域を西進し、6月18日には北アフリカのスペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはスペインの飛び地セウタへ寄港した]


6月20日にセウタを出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはスペインの飛び地セウタを去った]
「ワシーリー・ブイコフ」は6月21日にジブラルタル海峡を通過し、大西洋へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフはジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
6月25日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは英仏海峡へ入った]
この時、グレートブリテン海軍の最新鋭哨戒艦「フォース」が「ワシーリー・ブイコフ」を追跡しました。

その後、「ワシーリー・ブイコフ」はバルト海へ入り、7月初頭にクロンシュタットへ到着しました。

7月10日の「ワシーリー・ブイコフ」
7月28日の『ロシア海軍の日』の主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクのネヴァ川の観艦式)では、クロンシュタットの観艦式へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】
主要海軍パレードが終わった後、クロンシュタットを出航してバルト海を去り、8月8日までに再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
今回もグレートブリテン海軍の哨戒艦「フォース」が追跡しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ワシーリー・ブイコフは再び英仏海峡を通過した]
9月7日に最新鋭対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」(2019年1月26日就役)と共にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]
10月15日頃にセヴァストーポリを出航し、10月14日にはボスポラス海峡へ入りました。
今後、「ワシーリー・ブイコフ」はギリシャのピュロス港へ向かいます。
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