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新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは2013年にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年11月30日14時00分配信
【原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」の軍備採用は2013年に延期される】
モスクワ、11月30日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」の軍備採用は、以前に計画された2013年ではなく、2013年になる。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは、ロシア連邦国防省国家防衛発注・供給部長アンドレイ・ヴェルニゴラ氏より伝えられた。

8月、造船工場「セヴマシュ」は、2012年末までに海軍へ多用途原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」(プロジェクト855「ヤーセン」)を納入する計画であると発表した。

「現在、潜水艦は工場試験段階を経て、今日は海洋に居ます。
私が思うに、同艦は今年には軍備採用される事は無く、それは2013年になるでしょう。
白海における国家受領試験及び国家試験段階が提起されるのは、まだまだ先の話です」

ヴェルニゴラ氏は話した。

彼は、同艦の建造方式と非常に複雑な技術的特性の為、全ての工場試験及び国家試験プログラムは長期間に及ぶと見積もられた事を指摘した。

「加えて、契約者の主要製造実行者の作業の遅延が有ります。
それは全ての時期に影響を及ぼしてしまい、今、時間は無くなってしまいました」

彼は、潜水艦の軍備採用が何故遅れたのかという質問に応え、こう話した。

潜水艦は全範囲の試験を完了させなければならないとヴェルニゴラ氏は付け加えた。

原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、プロジェクト885「ヤーセン」のトップ艦として「セヴマシュ」で1993年に起工された。
ロシア海軍の為に、8隻の最新潜水艦が建造される。
昨年9月、潜水艦は最初の工場航海試験の為、海洋へと去った。

「セヴェロドヴィンスク」は排水量8600/13800t、寸法119×13.5×9.4m、速力16/31ノット、潜航深度600mである。
潜水艦の乗組員は、32名の士官を含む90名で構成される。
主な兵装は、長距離有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」、魚雷、ロケット魚雷、そして機雷である。


2012年11月30日16時57分配信
【潜水艦「セヴェロドヴィンスク」の国家試験は2013年夏に行なわれる】
モスクワ、11月30日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」国家試験は2013年初夏に実施される。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは、統合造船業営団の公式代理人より伝えられた。

先だってロシア通信社ノーボスチは、ロシア連邦国防省国家防衛発注・供給部長アンドレイ・ヴェルニゴラ氏より、原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」の軍備採用が2013年に延期されたと伝えられた。

「国家試験は、5月末より以前に実施される事は無く、おそらくは夏になるでしょうね。
何しろ、白海では6月まで氷が溶ける事は有りませんから」

彼は話した。

彼は、今日までに潜水艦が、標準装備のミサイル複合体の一連の発射実施が成功であると認められる為の工場試験を成功裏に完了させた事を付け加えた。

原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、プロジェクト885「ヤーセン」のトップ艦として「セヴマシュ」で1993年に起工された。
ロシア海軍の為に、8隻の最新潜水艦が建造される。
昨年9月、潜水艦は最初の工場航海試験の為、海洋へと去った。


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[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水した多用途原潜K-329「セヴェロドヴィンスク」は、2011年9月12日から海洋試験(工場航海試験)を開始しました。

2012年10月19日、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」は、4回目の工場航海試験を終了しました。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは工場航海試験を完了した]

10月30日、「セヴェロドヴィンスク」は海洋試験の為に再び出航しました。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクの最終試験が始まった]

11月7日、「セヴェロドヴィンスク」は、潜航状態で有翼ミサイル「カリブル」対艦攻撃型の発射試験に成功しました。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対艦ミサイルの発射試験に成功した]

11月26日、「セヴェロドヴィンスク」は、浮上状態で有翼ミサイル「カリブル」地上攻撃型の発射試験に成功しました。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対地ミサイルの発射試験に成功した]

11月28日、「セヴェロドヴィンスク」は、潜航状態で有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型の発射試験に成功しました。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクは3回連続でカリブル有翼ミサイルの発射試験に成功した]

以前の報道では、11月初頭から国家受領試験を開始すると言われていましたが、11月に実施された一連の試験は、国家受領試験ではなく、追加の工場航海試験だったようです。
有翼ミサイル「カリブル」発射試験の為の。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]


結局、「セヴェロドヴィンスク」の本当の最終試験となる国家受領試験は、来年(2013年)6月以降にずれ込む事になりました。

これに伴い、「セヴェロドヴィンスク」ロシア海軍への引き渡しも来年(2013年)に延期されます。
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