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近代化改装されるプロジェクト1155大型対潜艦はフリゲートへ艦種変更される

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年10月25日15時9分配信
【全てのプロジェクト1155大型対潜艦は近代化の後にフリゲートとなる】

今後数年で全てのプロジェクト1155大型対潜艦が近代化され、フリゲートへ再分類される。
『Mil.Press FlotProm』特派員は海軍総司令部の高位の情報提供者より伝えられた。


2015年からウラジオストク『ダーリザヴォード』で高度な近代化が行なわれている「マルシャル・シャーポシニコフ」は、2019年に公式にフリゲートへ再分類された。

対談者によると、今、残りの同プロジェクト艦も近代化後に再分類する決定が下されている。
彼は、これが海軍、まず第一に太平洋艦隊の戦闘能力を強化すると付け加えた。

近代化の後、艦は高精度有翼ミサイル搭載艦対潜艦の能力が組み合わされる。

プロジェクト1155大型対潜艦の満載排水量は7570トン、船体の長さは163.5メートル、32ノットの速力を発揮する。
航続距離は、経済速力18ノットで5000海里、自立航行期間30日。
乗組員220名(29名の士官を含む)

艦の兵装構成:2基の100mm砲 AK-100、2基の45mm半自動砲21-KM、4基の30mm高射砲複合体AK-630、2基の高射ミサイル複合体「キンジャール」、2基の対潜複合体「ラストルブ-B」、2基の反応爆雷装置RBU-6000、更に魚雷発射管
大型対潜艦には2機のヘリコプターKa-27PLが駐留する。



太平洋艦隊に所属するプロジェクト1155大型対潜艦の8番艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(1986年2月2日就役)は、2016年春からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装工事が始まりました。
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2基の「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒AK-100 100mm単装砲2番砲塔、ガスタービンエンジンなどが撤去されています。

ガスタービンエンジン『クロンシュタット海洋工場』へ送られ、修復されます。
[クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する]

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、近代化改装により対艦ミサイル「ウラン」を装備します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装によりウラン対艦ミサイルを装備する]
「ウラン」4連装発射筒(3R-60U)は、「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒の在った場所に設置されるようです。

この他、有翼ミサイル「カリブル」用の垂直発射機3S-14も装備されるようです。
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ブログ『BMPD』より
2017年8月19日配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化で2基の汎用垂直発射装置3S-14モジュールが設置される】
2基の3S-14モジュールとの事ですから、計16基の発射機が設置されるようです。

2018年2月16日、「マルシャル・シャーポシニコフ」で、溶接作業中に木製足場へ引火した事により火災が発生しました。

[ウラジオストクで近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災が発生した]
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その後、『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ近影(2018年7月11日)]
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「マルシャル・シャーポシニコフ」の再就役は、2021年末~2022年初頭になるようです。
[近代化改装される大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは2021-2022年にロシア海軍へ復帰する]

近代化改装後の「マルシャル・シャーポシニコフ」は、大型対潜艦からフリゲートへ類別変更されます。


そして、ロシア海軍に在籍する全てのプロジェクト1155大型対潜艦は、「マルシャル・シャーポシニコフ」と同様の近代化改装が行なわれます。

現在、ロシア海軍には、プロジェクト1155大型対潜艦8隻と、改型のプロジェクト11551大型対潜艦1隻が在籍しています。

[北方艦隊]
「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」(626):1982年2月9日就役
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「セヴェロモルスク」(619):1987年12月30日就役
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「アドミラル・レフチェンコ」(605):1989年5月1日就役
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「アドミラル・ハルラモフ」(678):1990年4月1日就役、予備役
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「アドミラル・チャバネンコ」(650、プロジェクト11551):1999年1月28日就役
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[太平洋艦隊]
「アドミラル・トリブツ」(564):1986年2月15日就役
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「マルシャル・シャーポシニコフ」(543):1986年2月15日就役
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「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572):1989年5月1日就役
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「アドミラル・パンテレーエフ」(548):1992年5月1日就役

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太平洋艦隊「アドミラル・トリブツ」は、2014年から2016年7月まで限定的な近代化改装(電子機器類の交換のみ)を行ないました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

北方艦隊「アドミラル・チャバネンコ」も2014年から近代化改装を行なってますが、完了は2023年頃になるようです。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコの近代化改装は2023年までに完了する]

他の艦も2020年代に近代化改装が行なわれるようです。
これらの艦も、近代化改装によりフリゲートへ類別変更されます。
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