ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは黒海艦隊の戦闘機Su-30SMと対空戦闘訓練を実施した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年10月28日12時29分配信
【黒海艦隊海上航空隊のSu-30SMは、工場航行試験中の新たな小型ロケット艦「イングシェチア」と訓練を実施した】
黒海艦隊海上航空隊の多目的戦闘機Su-30SM乗員は、工場航行試験の枠組みで小型ロケット艦「イングシェチア」乗組員と訓練を実施した。
工場航行試験中、航空機乗員は、艦の空中目標探知システムの点検の為、艦を仮想爆撃する戦闘進路への進入を行なった。
小型ロケット艦「イングシェチア」の対空防衛班は、空中攻撃手段に対する任務~空中目標の探知、コースの追跡、仮想撃破~を遂行した。
小型ロケット艦「イングシェチア」乗組員とSu-30SMの演習は、新たな艦の工場航行試験実施計画の一部として初めて行なわれた。
[参照]
小型ロケット艦「イングシェチア」は、最新の風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装を装備する多目的艦である。
黒海艦隊の為に建造される小型ロケット艦「イングシェチア」は、近代化された「ブヤン-M」シリーズの8番艦である。
同プロジェクト艦は増大した排水量を有し、海上および沿岸目標の撃破の為に意図されている長距離最新高精度ミサイル兵器~汎用ミサイル複合体「カリブル」を装備する。
プロジェクト「ブヤン-M」の用途は、国家経済ゾーンの保護及び防護である。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の8番艦「イングシェチア」は、ゼレノドリスクの『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年8月29日に起工されました。

それから約5年経った2019年6月11日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦8番艦イングシェチアは進水した]
2019年8月中旬、ロシア内陸水路経由でゼレノドリスクから黒海沿岸へ回航されました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦8番艦イングシェチアは黒海へ回航された]


9月30日、「イングシェチア」はノヴォロシースク海軍基地から出航し、黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦8番艦イングシェチアは黒海で洋上試験を開始した]
10月25日にはセヴァストーポリへ到着しました。

その後、同港を出港し、10月28日には黒海艦隊の多用途複座戦闘機Su-30SMを「敵役」に見立てた対空戦闘訓練を行ないました。
「イングシェチア」は、2019年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されており、引き渡し後は黒海艦隊へ編入されます。
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