ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はブルネイを訪れた

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2019年11月3日8時44分配信
【太平洋艦隊戦闘艦支隊はブルネイへ到着した】
ナヒーモフ勲章・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、アジア-太平洋地域への遠距離航海計画に沿って、ムアラ港(ブルネイ国)への業務寄港を行なった。
歓迎式典の後、支隊指揮官アレクサンドル・シュヴァルツ1等海佐と艦長は、市港管理部への表敬訪問を行なう。
巡洋艦「ワリャーグ」では、支隊の停泊期間中の物資-技術サービス供給問題についての打ち合わせ作業が計画されている。
ムアラで2ヶ国の船員のサッカー及びバレーボールの親善試合が行なわれ、太平洋艦隊将兵の為に、バス旅行及び文化プログラムが提供される。
ロシア艦のブルネイ訪問は、11月7日の完了が計画されている。
太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、他の太平洋艦隊所属艦船と共に2019年8月中旬~下旬に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、8月末~9月中旬に掛けてオホーツク海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとロケット艇2隻は太平洋で対艦ミサイルを発射した]
「ワリャーグ」と「アドミラル・パンテレーエフ」は、9月17日に宗谷海峡を西進して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ戻りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年9月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2019年10月1日、「ワリャーグ」と「アドミラル・パンテレーエフ」は、中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)を伴い、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
艦船支隊指揮官は、第36水上艦師団司令官アレクサンドル・シュヴァルツ1等海佐です。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはアジア-太平洋地域への遠距離航海を開始した]
10月7日に対馬海峡を通過して東シナ海へ出ました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年10月8日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
10月10日に東シナ海で対テログループの訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テロ訓練を行なった]
10月17日にタイのサッタヒープ海軍基地へ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイを訪れた]
10月20日にサッタヒープを出航し、タイ海軍と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイを去った]
10月27日、南シナ海に居る太平洋艦船支隊の将兵は、ロシア地理学協会(総裁はロシア国防相セルゲイ・ショイグ)のイベント『地理学ディクテーション-2019』へ参加しました。
[南シナ海のロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はロシア地理学協会のイベントへ参加した]
そして11月3日にブルネイのムアラ港へ到着しました。

ブルネイは、太平洋戦争末期の1944年10月下旬のレイテ沖海戦の際、日本海軍の主力部隊(第一遊撃部隊、栗田艦隊)が出撃した場所としても知られています。


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