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ロシア海軍太平洋艦隊の3隻の小型ロケット艦は近代化改装される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年11月7日9時20分配信
【太平洋艦隊の為に3隻の小型ロケット艦が追加で近代化される】

ロシア連邦国防省は、太平洋艦隊の為に3隻のプロジェクト1234小型ロケット艦の勤務期間を8年延長する追加の近代化の発注を計画している。
本日(11月7日)、ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコ『北東修理センター』(ヴィリュチンスク)の訪問中に報道陣へ話した。

2019年、『北東修理センター』は最初の近代化されたプロジェクト1234.1小型ロケット艦「スメルチ」を引き渡した。

次官は、然るべき決定の採択により、このような作業には5年掛かると説明した。
彼は、近代化されたプロジェクト1234.1は、このような艦の古い兵装であるミサイル複合体「マラヒート」を最新システム「ウラン」へ交換し、発射装置は6基から16基に増加する事を想い起こした。

水上目標探知電波位置測定複合体「チタニート」は、最新のステーションKRC-27「ミネラル」に交換される。
加えて、艦には新世代砲装置AK-176MAが設置される。

「この改造により、艦の戦闘能力及び遠距離目標探知能力は、3倍以上に増加します」
アレクセイ・クリヴォルチコ
は指摘した。



太平洋艦隊の4隻のプロジェクト12341小型ロケット艦は、1980年代に『ウラジオストク造船工場』で建造されました。
「スメルチ」Смерч:1981年11月16日起工/1984年11月16日進水/1985年3月4日就役
「イネイ」Иней:1983年7月6日起工/1986年10月5日進水/1988年2月19日就役
「モローズ」Мороз:1985年2月17日起工/1989年9月23日進水/1990年2月28日就役
「ラズリーフ」Разлив:1986年11月1日起工/1991年8月24日進水/1992年2月11日就役

現在は4隻ともカムチャツカ半島ペトロパブロフスク・カムチャツキーに駐留しており、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊に所属しています。
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「スメルチ」は、対艦ミサイル「マラヒート」から「ウラン」へ換装するなどの近代化改装を行ない、2019年10月初頭に再就役しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

そして他の3隻も「スメルチ」と同様の近代化改装が行なわれる事になりました。
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