ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月23日14時32分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、新たな種類の兵器の試験の為に北方艦隊の白海海軍基地へ到着した】
本日(11月23日)、プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、北方艦隊の白海海軍基地へ到着した。
艦の基地間移動は良好な水文気象条件の下で行なわれた。
バレンツ海から白海への航行中にフリゲートの乗組員は組織的な航海当直へ就き、移動中の艦のダメージコントロール練習を実施した。
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、2019年度の戦闘訓練において最良の艦と認められた。
その乗組員は、ムルマンスク州知事から優勝杯を授与された。
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、北方艦隊で最も現代的な戦闘艦である。
それはサンクトペテルブルクの造船工場『北方造船所』で建造され、2018年7月に艦隊へ加わった。
数回の演習及び世界一周任務を成功裏に遂行した。
クロンシュタットの主要海軍パレードの隊列へ参加した。
プロジェクト22350フリゲートは、水上、空中、水中の敵への効果的な対処、更には1500キロメートル以上離れた地上及び沿岸の施設へ打撃を与える事が可能な多機能戦闘艦である。
1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市の『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2018年9月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
2019年2月末から7月下旬に掛けて世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]
2019年8月中旬にセヴェロモルスクへ帰投した後、2019年10月中旬のロシア連邦軍の戦略演習『グロム-2019』へ参加し、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]
2019年末に「アドミラル・ゴルシコフ」は白海で「ミサイル兵器」の試験を行なう事になり、11月23日にセヴェロドヴィンスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海でミサイルの試射を行なう]
試験を行なう「ミサイル兵器」の具体的な名前は明らかにされていませんが、2019年末には白海で極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の洋上発射試験が実施されます。
[ロシア海軍の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2019年末に白海で洋上発射試験を行なう]
白海で極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の試射を行なうのは、「アドミラル・ゴルシコフ」になるようです。
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