プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された
本日(2019年11月25日)、プロジェクト06363通常動力潜水艦の7番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」はロシア連邦海軍へ就役しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年11月25日11時38分配信
【(ロシア)海軍へ通常動力潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」が引き渡された】
サンクトペテルブルク、11月25日-ロシア通信社ノーボスチ
『アドミラルティ造船所』で建造されたプロジェクト636.3(ワルシャワンカ)ディーゼルエレクトリック潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、ロシア海軍へ引き渡された。
『ロシア通信社ノーボスチ』特派員は報告した。
潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、ロシア太平洋艦隊の為に建造されるシリーズの1隻目である。
「最初の潜水艦~それは何時も晴れがましく、何時も特別な記念日です。
潜水艦は全ての試験を行ない、戦術-技術的特性が確認されました。
11月21日には受領-引渡証書へ署名いたしました。
このシリーズの潜水艦の建造は、全て締結された契約のままであり、2022年にはシリーズの建造は完了いたします。
6隻の潜水艦は全て太平洋艦隊で勤務に就きます」
潜水艦への海軍旗掲揚式典において『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフは話した。
「この素晴らしきシリーズ艦は続きます。
太平洋の為の潜水艦は、若干の近代化を受けております。
これらの艦には、最も現代的な解決策を具現化しております。
今日の素晴らしき日に、海軍は更なる1隻の戦闘艦を受け取り、だいぶ前から潜水艦隊の更新を待っている太平洋艦隊へ引き渡されました」
ロシア連邦海軍総参謀長兼第1副総司令官アンドレイ・ヴォロジンスキー中将は指摘した。
太平洋艦隊の為の6隻から成るシリーズのプロジェクト636.3潜水艦の建造契約は、ロシア連邦国防省と『アドミラルティ造船所』により2016年9月に署名された。
このプロジェクトの潜水艦は第3世代に属し、3950トンの排水量を有しており、水中速力は20ノット、潜航深度は300メートル、乗組員52名。
それは最新の慣性航法複合体、現代的な自動情報管理システム、高精度ミサイル兵器、強力な魚雷兵装を装備する。
潜水艦は、口径533mmの魚雷(6門の発射管)、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」で武装する。
それは、敵の探知可能距離よりも3~4倍離れた距離の目標を探知できる。
その隠密性により、潜水艦はNATOから「ブラックホール」のニックネームを受けた。
以前、太平洋艦隊の為に建造される第2のプロジェクト636.3潜水艦「ヴォルホフ」は、今年12月の進水が計画されていると報じられた。
2019年11月1日、『アドミラルティ造船所』では、「ウファ」及び「マガダン」と命名された太平洋艦隊の為の2隻のプロジェクト636.3潜水艦が起工された。
既に、このプロジェクトの潜水艦6隻は、黒海艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で2010年8月から2016年11月まで建造された。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、現在、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しています。
全てサンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)
黒海艦隊の06363は、既にシリアで有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
そして太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦が『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]
2017年7月28日に最初の2隻~「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはサンクトペテルブルクで進水した]
その後、『アドミラルティ造船所』で艤装が行なわれ、8月16日に最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは洋上試験を開始した]
8月19日には最初の潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航試験を行なった]
その後も航行試験は続けられ、9月17日に『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは2019年10月初頭から国家試験を開始する]
10月4日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、次の洋上試験(国家試験)の為に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは最終洋上試験を開始した]
10月10日に国家試験を完了し、『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは最終洋上試験を完了した]
2019年11月21日には受領-引渡証書への署名が行なわれ、造船所からロシア海軍へ納入されました。
2019年11月25日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は太平洋艦隊へ配備されます。
太平洋艦隊向けの06363の2番艦B-603「ヴォルホフ」は、2019年12月26日の進水が予定されています。
太平洋艦隊向けの06363の3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]
5番艦と6番艦は2020年に起工されます。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年11月25日11時38分配信
【(ロシア)海軍へ通常動力潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」が引き渡された】
サンクトペテルブルク、11月25日-ロシア通信社ノーボスチ
『アドミラルティ造船所』で建造されたプロジェクト636.3(ワルシャワンカ)ディーゼルエレクトリック潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、ロシア海軍へ引き渡された。
『ロシア通信社ノーボスチ』特派員は報告した。
潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、ロシア太平洋艦隊の為に建造されるシリーズの1隻目である。
「最初の潜水艦~それは何時も晴れがましく、何時も特別な記念日です。
潜水艦は全ての試験を行ない、戦術-技術的特性が確認されました。
11月21日には受領-引渡証書へ署名いたしました。
このシリーズの潜水艦の建造は、全て締結された契約のままであり、2022年にはシリーズの建造は完了いたします。
6隻の潜水艦は全て太平洋艦隊で勤務に就きます」
潜水艦への海軍旗掲揚式典において『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフは話した。
「この素晴らしきシリーズ艦は続きます。
太平洋の為の潜水艦は、若干の近代化を受けております。
これらの艦には、最も現代的な解決策を具現化しております。
今日の素晴らしき日に、海軍は更なる1隻の戦闘艦を受け取り、だいぶ前から潜水艦隊の更新を待っている太平洋艦隊へ引き渡されました」
ロシア連邦海軍総参謀長兼第1副総司令官アンドレイ・ヴォロジンスキー中将は指摘した。
太平洋艦隊の為の6隻から成るシリーズのプロジェクト636.3潜水艦の建造契約は、ロシア連邦国防省と『アドミラルティ造船所』により2016年9月に署名された。
このプロジェクトの潜水艦は第3世代に属し、3950トンの排水量を有しており、水中速力は20ノット、潜航深度は300メートル、乗組員52名。
それは最新の慣性航法複合体、現代的な自動情報管理システム、高精度ミサイル兵器、強力な魚雷兵装を装備する。
潜水艦は、口径533mmの魚雷(6門の発射管)、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」で武装する。
それは、敵の探知可能距離よりも3~4倍離れた距離の目標を探知できる。
その隠密性により、潜水艦はNATOから「ブラックホール」のニックネームを受けた。
以前、太平洋艦隊の為に建造される第2のプロジェクト636.3潜水艦「ヴォルホフ」は、今年12月の進水が計画されていると報じられた。
2019年11月1日、『アドミラルティ造船所』では、「ウファ」及び「マガダン」と命名された太平洋艦隊の為の2隻のプロジェクト636.3潜水艦が起工された。
既に、このプロジェクトの潜水艦6隻は、黒海艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で2010年8月から2016年11月まで建造された。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、現在、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しています。
全てサンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)
黒海艦隊の06363は、既にシリアで有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
そして太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦が『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]
2017年7月28日に最初の2隻~「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはサンクトペテルブルクで進水した]
その後、『アドミラルティ造船所』で艤装が行なわれ、8月16日に最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは洋上試験を開始した]
8月19日には最初の潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航試験を行なった]
その後も航行試験は続けられ、9月17日に『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは2019年10月初頭から国家試験を開始する]
10月4日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、次の洋上試験(国家試験)の為に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは最終洋上試験を開始した]
10月10日に国家試験を完了し、『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは最終洋上試験を完了した]
2019年11月21日には受領-引渡証書への署名が行なわれ、造船所からロシア海軍へ納入されました。
2019年11月25日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は太平洋艦隊へ配備されます。
太平洋艦隊向けの06363の2番艦B-603「ヴォルホフ」は、2019年12月26日の進水が予定されています。
太平洋艦隊向けの06363の3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]
5番艦と6番艦は2020年に起工されます。
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